男性の性欲を高めるために女性が知っておくべきポイント

男性の性欲を高めるために女性が知っておくべきポイント

頭抱えて悩む困る男性

男性不妊が不妊の原因の半数近くを占めることがわかってきている中、

妊活においては男性の性欲や生殖能力の高さも求められる部分になります。

でも、男性の性欲低下、性欲なし、セックスレスに

悩む女性が急増している感じがします。

妊娠したい、赤ちゃんを授かることを求めている女性にとって、

男性の性欲をどうしたら高められるの?は大きな課題だといえます。

そのためにまずは女性が知っておくべきことをお伝えします。

 

男性の生殖に関わるのはメンタルと体のしくみ

男性の生殖では

まずは 勃起→射精 という流れがあります。

妊娠を求めると、最終的な射精が重要視されますね。

でも男性がこの過程をスムーズに進行させるには、

重要なメカニズムがある事をおさえておきましょう。

勃起というのは男性の性器に血液が流れ込み、ある一定せき止められた

ダムのように血液が一気に集まりせき止めているような状態です。

この状態をおこすのには、性的な興奮というよりは、

逆のリラックス状態であることが大切になります。

勃起に関わるのは副交感神経だからです。

興奮さえさせれば勃起するのではないという点と、リラックス状態を

保てるようにしてあげることが大切です。

そして、射精のタイミングになるときは興奮と自律神経の中では

今度は交感神経が優位になることが必要になります。

ここの自律神経のスイッチの切り替わりがうまくいくようになっている

という点も射精には欠かせない部分になります。

女性だとストレスやプレッシャー生活リズムのズレなどで簡単に

ホルモンバランスが崩れてしまいますよね。

それと同じで、男性もすぐに生殖に影響が出てきてしまいます。

そのため、男性も生殖には大きく精神的なものが関わる事を知っていてください。

 

男性の心は女性以上にデリケート

男性はプライドの生き物です。

そのため不妊治療や検査に消極的なわけではなく、思った以上に

繊細で男性としてのプライドが傷つきやすく、

その後の妊活にも影響が出てしまうという点です。

赤ちゃんが欲しいなら、協力してほしい、理解してほしい

検査を受けて欲しい、だって私の方が大変な思いをしているのだから!!

そういう女性側の気持ちもわかっていながら、

表面で見せる部分と、内心では

申し訳なく、でも男としての自信をなくしズタボロになっていくのが男性のメンタルです。

できるだけプレッシャーをかけないように、傷つけないように

という配慮は心がけているかと思いますが、

男性にとってはかなりプレッシャーになる事も多々あるものです。

その一つにタイミングです。

今日は頑張ってね。今月はしっかりね。今度はお願いね。

こういう言葉や、そんな雰囲気からでも伝わっていくので、

男性のメンタルからして神経は交感神経が優位になって、

勃起しにくいという現象が起こり始めます。

勃起障害や射精障害にメンタルがすごく影響するというのがあります。

赤ちゃんを欲しい気持ちの強さが空回りし始めると、

物事が悪循環になっていってしまいます。

 

男性に膣内に射精することを求めすぎない

子作りとなるとタイミングを合わせ、女性の膣内に射精してもらう事が重要ですね。

でも、男性からするとそれを当たり前のように絶対にこのタイミングでやらないといけないと

思うととてもつらく感じます。

プレッシャーや義務感を感じてしまうので、

心因性の勃起障害や射精障害にもなりやすくなってしまいます。

妊活中こそ、パートナーとのつながりを求める性生活になるようにすることも、

相手の性欲を高める事につながります。

子作りのためと思うと楽しめないものでも、2人のつながり合いや愛情を感じあう

コミュニケーションだと思えれば楽しいものになっていきますね。

妊活中のセックスはお互い忙しいなか、疲れている中、早く急いで、このタイミングは逃さないでと

何かに迫られているようで落ち着かない感じになってしまいませんか?

射精してもらう事よりは、2人がつながり合えている感覚を楽しめば、

急かされるようなセックスをする必要性もありません。

ゆったりとリラックスした心地よい性生活を送りやすくなれます。

挿入後から急いて男性が射精を頑張ろうとしてしまわないように、

ただつながりあってゆったりくっついているのもいいね、ゆっくり楽しもうよ、

必ず射精するだけがセックスでもないことを受け入れているといった態度を示してあげるのも

よいでしょう。

 

男性の性欲を高めていくには

生殖に関わることはとてもデリケートなので、かける言葉1つ、

女性の対応1つでも悪影響を及ぼしてしあう事もあるため、

まずは、男性はデリケートで、生殖にはとにかくリラックス状態を

大切に男女ともに関わろうとすることが必要になります。

そのため、赤ちゃんが欲しいときほど、女性が精神的にも

緊張状態、不安、イライラ、焦りの状態になって、

交感神経が優位になってしまいます。

それを見ている男性も同調するように交感神経の方が先に優位になるように働きます。

 

妊娠を目的とした性コミュニケーションは避けて、お互いが心地よいと思える

性生活を送っていくことが男性の地の妊娠力を損なわずにすみます。

 

性欲と生殖は神経を介して脳と関係がある部分です。

性欲をたかめるには、妊活中は特に、

メンタル的な影響を考慮していくことと、

合わせて、生活リズムや睡眠、食事といった

規則だたしさがあるのかも合わせてチェックしておきましょう。献 妊活カップルのためのオトコ学 著 小堀善友

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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