妊活女性の心が危険 ストレスで流産率は高まる!

妊娠できたら、そのまま産みたい。流産はある一定の割合で
起こりうるものとはいえ、できるだけ回避できたらそれはそれで
女性にとってもとても妊活をしていく上で助けになります。
実際に、流産を経験すると、その後のストレスが高まるのと、
不安な気持ちで赤ちゃんを授かるのを待つ状態になるので、とっても
何とも言えないモヤモヤ感を感じますよね。
(私は2度流産を体験しているので、ここは本当につらかったです)
心理的ストレスで流産率は高まってしまう
さらに心理的ストレスを抱えていると、また流産しやすくも関連して
悪循環になってしまうというのも避けたいです。
心理的なストレスが流産にも関連していることが言われています。(1)
女性の心理的ストレスと最近の生活上の出来事が流産のリスク増加に関連
するのかを調べてくれています。その結果、心理的ストレスにさらされる女性と
そうでない人の流産を報告する研究を検討するために、8つの研究から分析されています。
流産のリスクは、心理的ストレスにさらされた女性で有意に高かったのです。
(OR 1.42、95%CI 1.19–1.70)
この研究から、過去の心理的ストレスが妊娠初期の女性にとって有害
になってしまうという事がしめされ、これまでで最も強固な証拠を提供していると
しています。
これは、妊活中の女性にとっては、心理的なストレスの緩和のために
関わることが、いかにママになって実際に産み、子育てをしていくために
必要かがわかります。
ストレスホルモンが着床以降に大きくかかわる
心理的ストレスは、部分的にみると、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンを
分泌する視床下部ニューロンの関りなどから、視床下部-下垂体-副腎軸の
ホルモン分泌が活発になって、副腎皮質刺激ホルモン分泌が増えます。
その結果、コルチゾールが分泌されますが、
このホルモンが着床の際にも重要になる子宮の脱落膜や胎盤の代謝にも
影響を与えています。(2)
さらに、ストレスホルモンは黄体からのプロゲステロンの放出に対する
プロラクチンの効果配合下垂体ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンの分泌がブロック
してしまいます。そうなると、子宮環境が整わなくなってしまい、
流産へと影響してしまいます。(3)
まとめ
妊活中の女性の心は、精神的にもとっても疲れてしまっています。
早期に妊娠できればよいけれど、期間が長引き、
なんども妊娠できなかったという体験をしていると、
不安と期待から精神的にもストレスを強く感じ、生活そのものが
妊活に侵され、楽しめないし人生そのものもつまらないように感じかねないのです。
さらにそんなストレスが妊活の妨げにも働き、流産のリスクを
高めてしまうのですから、カウンセリング等はとても重要な心理的な
介入となります。
参考文献