潜在意識で不妊 フライング検査で期待と喪失体験でストレス増 |

潜在意識で不妊 フライング検査で期待と喪失体験でストレス増

妊活をしていると、今回は妊娠できたかどうかとっても気になって

妊娠判定が待ち遠しくてフライングしてしまうというもの。

このフライング検査ですが、実はちょっと要注意。

フライング検査はあくまで妊娠判定ができる前にフライングで妊娠できたかどうかを

チェックするといったもののため、思いがけないストレス源になってしまう事もあります。

ストレスはさらに妊娠までの期間を延ばしたり、不妊リスクを高めて妊娠率を低下させてしまうため

侮らないで欲しいのです。

フライング検査をしたくなってしまいたい心理の裏には、不安が隠れています。

妊娠できるイメージが損なわれてくると、潜在意識は不安という心理を反映させた行動を

とらせるようになります。不安だからその不安を減らしたい、心の調和を何とかとりたく

なってしまうのですが、フライング検査には、

ストレス度をより高めてしまうデメリットも多く含まれているので要注意。

 

みんなフライング検査でそわそわしている

フライング検査についてはインスタでは、かなりみんな注目しているトピックになっています。

 

 

引用 フライング検査

引用 フライング検査

 

 

妊活中の女性にとって妊娠で来たかは重要で気になるところ。

フライング検査したくなる方もいますし、フライング検査する事すら怖くてできないって

思う方もいます。フライング検査で陽性、陰性、どちらがでても

落ち込んだり、不安になったり、安心できなかったりといったところは強いようです。

フライング検査は、ついやってしまったという罪悪感みたいなのも

感じやすいかもしれないですね。

 

妊娠できたかなどうか気になって仕方ない心理

生理が少し遅れる?もう少しは妊娠反応が起き始めた?

不妊治療して移植後の結果判定まで妊娠できたかどうなのか

気になって ついフライング検査をしてしまうという場合、

フライングしても検査の結果が正確ではないことはきっとご存知だとは思います。

でも楽しみで期待しちゃう部分と、答えがはっきりしない間のそわそわ感に堪えられない

精神的に不安定になってしまうという心理が働いて

気になってしまうから検査せずにはいられない・・・ってなっているかもしれません。

 

でも、それは既に不妊マインドで、精神的にはとっても不安定なのです。

精神的に不安が高まる傾向があるのは物事がはっきりしない事において

気持ちが落ちつかないという傾向があります。そのためハッキリした時に

すっきりするのですが、何事もはっきりとさせないと気が済まない、

不妊になりやすい人には傾向というのがあります。

ストレスをためやすかったり自分自身にプレッシャーを感じやすいかどうかという点。

白黒はっきりしていないと常に不安という人は妊活に限らず、

色々な日常生活でも、人間関係でも不安を抱きやすくなります。

はっきりしていない状態を安定した感情で過ごすことができずにストレスをためやすいからです。

 

白黒はっきりさせたい心理は精神的にダメージが大きい

白か黒かでものごとを考え捉える思考だと、極端に物事を考えてしまいがち。

これによって、現実をいろいろな角度から見れなくなって、

余計なストレスを感じるようになってしまうといいます。(1)

 

ものごとのとらえ方がアンバランスになる事で心はストレスを抱えやすく、

そんな思考パターンは心理学では100くらいあるといわれていいますが、その中でも

白黒思考はかなり頻繁に使ってしまいがちなものの代表例です。

白黒思考では、一回の失敗、ミス、結果がでないと急にやる気をなくしたり、

一番になれない、すぐ目標を達成できないと無駄だったと思ったり、いつも周囲を気にして

好かれようとする、「いつも」「絶対」「全く」「最悪」「完璧」などかたよりがでる

極端な言葉をたびたび使う傾向があります。

 

考え方だから仕方がないと思うかもしれませんが、この思考のパターンを持っていると

完璧主義に傾いていってしまうから要注意です。(2) そして

白黒思考は他にもメンタルの病みやすさと関連があり、白か黒か思考は全てのパーソナリティ障害の

と相関があったことも判明したのです(3)

不妊と性格傾向との研究では、完璧主義の人は不妊の傾向があったことからも

精神的なダメージが不妊とも関連し、またストレスと不妊の悪循環をも生んでいってしまうため

そわそわしてしまって仕方がないと思っていたら、

認知行動療法などの心理療法などをセルフケアでもできるので取り入れていきましょう。

 

不安が不妊に影響してしまうわけ

マインドが身体の反応やホルモンバランスにまで影響を及ぼしてくるのです。

それは、物事を認知して対処する脳内の器官が身体への色々な指令を出す部分と

すごく近くにあってストレスによって体はとても影響を受けてしまうという点です。

ストレスによって簡単に調子が悪くなる、ホルモンバランスが崩れてしまうという事は

身近に体験されたこともあるかもしれませんね。

そして、ストレスの場合、慢性ストレスはさらに影響が大きいのです。

ストレスが不妊に影響するというのがつかみようがないかもしれませんがとても有効な研究では

ストレスと妊娠の関係については唾液中のストレスホルモン(コルチゾール、αアミラーゼ)と妊娠までにかかる時間

について調査してくれています。そして、ストレスと不妊には関係がある事が示されたのです。

2005~2009年に妊娠を目指して2ヶ月未満の夫婦501組 女性年齢18~40歳を1年間追跡調査していて、

女性の年齢、人種、収入とアルコール、カフェイン、タバコの摂取状況など、ストレスホルモンに

関係がでそうなものを補正したところ、ストレスホルモンαアミラーゼが高い群(上位1/3)は

低い群(下位1/3)と比べ、妊娠までにかかる期間が有意に長くなっていたのです。

αアミラーゼによる妊娠のするしないに顕著に影響がでたのは半年以降である、

長期化したストレスはさらに気をつけないといけないわけです。

妊娠率では0.71倍、不妊症の確率では2.07倍となりました。(1

 

ストレスは1つの思考、認知のゆがみから

1つのネガティブな思考からはじまり、つぎつぎとネガティブな思考が溜まっていくと、

心身に不調が出てきます。うつの原因はネガティブな反芻思考と言われています。

無意識に繰り返される思考が不安感を高めたり、心身ともに不健康にもなってしまいます。

そして、そうった心理状態だと、さらに行動にも変化が出てきて不安を解消したいという

表れなのですがますますストレスを感じてしまうようなことをするようになってしまいます。

ストレスがかかった状態だと、やっても正確な判定もできないと分かっていてもそわそわする気持ち

楽しみな気持ちと今回こそはという必死な思いが更なるストレスを呼ぶような行動を

とってしまうようになっていて、衝動性に勝てなくなるといいます。

ストレスが多くかかった状態だと、ストレス発散のつもりが

ますますストレスをため込むような事をしてしまったりしてしまう傾向があるようです。

とにかくストレスにさらされると、認知機能の低下や自己コントロール能力が低下してしまうのが

原因とされています。

 

フライング検査するとさらにストレスが溜まる

結果が正確ではないと知りながら、フライング検査をしてしまうというのは、

すでにメンタルが安定していない状態にあり、検査をしてみてもその結果に、さらに

モヤモヤして過ごさなくてはいけないのに、

それがやめられない状態に陥ってしまっています。

もちろん妊娠していなくても落ち込みますし、妊娠反応が陽性で出たとしても

それが確定するわけではないからです。

 

次はうまくいくかなぁと、期待をする分、結果が出ない度に、大きくショックも受けている事でしょう。

何度も何度もそれを繰り返すと、私は妊娠ができない、ダメだと、自己イメージがどんどん下がります。

 

自分には、ゆったり待っていても妊娠できているだろうと思える自信を失ってしまいますね。

うまくいってほしいという願望の方が強くなっている状態で、

こういったマインドは結局は、潜在意識に自分には次も結果が出せる自信がないと

暗示をかけているのと同じなになってしまいます。

 

かといって、検査せずに待つのも落ち着かない。抜け出せない不妊マインドのなかで

苦しんでいらっしゃるのです。

 

フライング検査でガッカリ感がかなり高まる

ストレスは喪失体験によってより高まります。例えば妊娠できたのに流産したり、死産によって

女性は大き喪失体験をします。実際に体に授かった命、そして楽しみに描いた未来、

妊娠で来た自己像、3つのものを同時に失うため、精神的ダメージがとても大きいのです。

妊娠超初期にでるフライング検査では、

化学流産という場合もあれば、hCGという注射をしていると時期によっては

「妊娠検査」に反応してしまう事があるからです。

妊娠検査で調べている、尿検査でも血液検査でも同じhCGというホルモンで、それを注射している場合は、

7日~10日程度では注射剤が体内から排出されていないため妊娠していなくてもフライング検査では

陽性にでてしまうのです。妊娠できた!という喜びから、

やっぱりダメだったという喪失体験はがっかりしてしまうものです。

あったものを失った時に精神的なダメージは大きくなります。

何で産めなかったんだろう、何がいけなかったんだろう、なんで?なんでと

自分を責めてしまう場合も出てきてしまうかもしれません。

できるだけ、フライング検査をするかわりに、メンタルを安定させていく取り組みに力をいれて

いきましょう。

 

潜在意識で不妊にならないために

ストレスを抱えていると着床の頃からそれ以降にかけても血圧が高まったりすると流産率が

高まってもいます。精神的に穏やかに過ごせることも妊娠にはつながっていきます。

妊娠できるか自信がない、不安、絶対に子供欲しいと強く思えば思うほど

自ら不妊活をしかねないので無意識に行っている自分の環境と感情、行動をまずは客観的に

捉えるための認知行動療法やマインドフルネスなどに取り組んでみましょう。

認知行動療法の第一人者、オックスフォード大学のメラニーフェネル博士は、

「人は成長する過程で自分にとって大切な人の声を自分の中に取り込んでいきます

つまり、今私たちが今自分に対して持っている見解や思い込みは、

子どものころから人から感じ取ったメッセージをそのまま映している場合が多いのです。」

といっています。

人は、自分の自己評価、セルフイメージに見合った考えをしたり行動をしたりして

それによって感情の変化・体への反応・人間関係の関係性を受け取っています。

心の中にいつも不安があると行動にも影響が出てきてしまいます。

不安は不妊リスクを高めてしまうので、潜在意識で不妊になってしまわないように

まずは心のケアが先決ですね。

 

参考文献

ジュディス・S・ベック著、伊藤絵美、神村栄一、藤澤大介訳『認知行動療法実践ガイド:

基礎から応用まで 第2版-ジュディス・ベックの認知行動療法テキスト-』星和書店、2015年。

超ストレス解消法 鈴木裕

 Sravanti Sanivarapu,”Black & white thinking: A cognitive distortion“,Indian J Psychiatry. 2015 Jan-Mar; 57(1): 94.

 Smith MM, Sherry SB, Chen S, Saklofske DH, Mushquash C, Flett GL, Hewitt PL,”The perniciousness of perfectionism: A meta-analytic review of the perfectionism-suicide relationship“,J Pers. 2018 Jun;86(3):522-542.

 ATSUSHI OSHIO,”An all‐or‐nothing thinking turns into darkness: Relations between dichotomous thinking and personality disorders“,Japanese Psychological Research2012, Volume 54, No. 4, 424–429.

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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