男性は精液採取やタイミング合わせにストレス |

男性は精液採取やタイミング合わせにストレス

不妊治療では女性はかなり高ストレス状態になります。身体的・精神的・経済的にも

負担が大きくなっていくため、つらいのは女性、大変なのは女性

一方で男性は大変ではないと思われがちですが、男性は男性でストレスを抱えています

相互にサポートし合う行動をとりサポート行動を交換していることで

夫婦の質が高く評価される傾向があります。

女性は妊活において男性に期待する部分も多いのですが、男性が何を求めているのか

どんなサポートを求めているのかも知っているとお互い良好な

支え合いながらの妊活ができるのではないでしょうか?

 

女性の方が妊活に積極的で高ストレス

女性は不妊治療を開始すると、タイミング療法であっても、体外受精など

ステップアップしていてもどの段階であっても既に高いストレス状態にあり

心身症レベルという研究結果もあります。

実際に通院し検査し治療していく主体が女性にあるため、精神的にも負担を感じやすく

男性に治療に関心をもって欲しい、もっと積極的になって欲しいと感じている

方も本当に少なくなくありません。夫婦間の温度差がより不妊ストレスを高め

前向きな妊活ができなくなる要因にもなっています。

 

女性は妊活に積極的になり、ママになる、子どもを授かるという事で

女性としても、母になるという役割も果たせることが確立できるので積極的に

慣れる一方で、男性は違います。

 

男性は精液検査での採取にも高ストレス

治療を開始し、タイミングを合わせる、精液検査のために精液を採取するといった

事において男性は一時的に強いストレスにさらされているようです。

調査対象となった夫の38%は精液検査のために精液を採取することに羞恥心を抱き

26%の男性はタイミング合わせの性交に義務感を感じているといった報告もあります。

不妊期間が長期化すればよりこの度合いは高まっていくかもしれません。

男性は生殖能力がないという事は、男としてダメなのではという

男性性を否定されるかのような感覚になり、さらに、

女性と違って不妊治療で妊娠できたとしても、男性として男を保てたという感覚が

持ちにくいという点があるかもしれません。

そのため、自分が男としてダメという部分を突き詰められるかのように治療に

積極的になりきれない部分がある中で、妻のために協力するという姿勢を持つのが

男性の特徴だと言えるのではないでしょうか。

妻が望むから治療をしている、治療の継続していると答える男性が多いのです。

 

不妊治療によって授かった場合、男性が抱く愛着度の違い

男性は女性と違い、不妊治療によって妊娠できたことで男性としての

自分を肯定したり、男性としての自分に満足するといった部分がかけやすい

傾向があるのではないでしょうか。というのも、不妊治療によって授かった

子どもに対する愛着の持ち方が、自然妊娠で授かった場合とでは

違いがあると研究の報告でもいわれています。

どこか、自分の力で妊娠させているという思いが欠損してしまうのかもしれません。

男性は勃起力によって、男性として女性を満たすことができる自分というのに

満足していくという事が言われています。

勃起力があるほど、精液量も多く、妊娠させやすくなるといわれていますし、

男性は女性を満足させることにって自分が満足するとった心を持っているため、

射精のタイミングにおいて女性からの許可を待っているという場面も多いと言います。

 

不妊治療で子供を授かっても男性としての自分を肯定できるようになるわけでは

ないため、不妊で悩む男性はストレスを抱えながらも接触的にはなれないけれど

妻へ協力しているといったところなのです。

 

男性も女性も一緒に子供を授かろうとしている

そうした中、女性も夫が協力的であると感じられるとより安心して

治療にのぞめていたりもします。不妊治療に通う女性からすると、

ストレスも羞恥心も自分の方がはるかに大きく大変だと感じるかもしれません。

事実そうなのだとは思いますが、

しかし、男性は男性で、男ならではのつらく感じる部分もありながら

協力しようとする姿勢を持っている点を高めに評価してあげてください。

そして、支え合おう、協力し合いながら進めていこうとする姿勢を大切にしていきたいでね。

お互いがお互いの負担を理解し合おう、分かろうとする姿勢は大切でしょう。

きっとこれが思いやり。

自分の大変さをわかってよ!ばかりを相手に求めていてはお互い不満の応酬になりかねないからですね。

子どもは授かることがゴールではなく、授かってからがスタートです。

妊娠していくまでの期間、子育て期間、お互いに助け合っていくことを考えれば、

想いやりの関係を構築することがベストでしょう。

 

 

参考文献

日本助産学会誌 J. Jpn. Acad. Midwif., Vol. 23, No. 2, 271-279, 2009

夫の支援的・協力的側面に関する不妊女性の認識 淑徳大学看護学部

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjam/23/2/23_2_271/_pdf

五味淵秀人,吉田孝二,関博之,他(2002).不妊治療中夫婦の意識調査̶夫に対するアンケートより̶.日本受精着床学会雑誌,19,51-54.

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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