腸内環境が妊活に影響!炎症性腸疾患だと妊娠しにくい
不妊で悩む方が増えている背景に、腸内環境の悪化、
そして酵素不足があるかもしれません。
腸内環境とくに、腸内での炎症反応が、不妊や生殖機能にまで
影響が出てくることをご存知でしょうか?
腸は栄養の消化と吸収において重要な役割をしていますが、そこに炎症があると
酵素とよばれる注目を浴びる栄養素の不足にもつながってしまいます。
酵素は新しい9番目の栄養素として注目されていて、
細胞がエネルギーをうみだす時には必ず必要となるものですが、
腸内環境によっても妊活に影響は出てきてしまっているようです。
腸内の慢性炎症疾患では、生殖障害や勃起障害に
ライフスタイルが変わったことで、世界的にも腸の炎症疾患が増えています。
その腸の炎症疾患があることが不妊にも関連してくるのかを調べてくれている
研究では、358人の炎症性腸疾患の人を対象に、性機能障害、勃起障害になる割合を
調べてています。(1)
192人の女性では、性機能障害は炎症性腸疾患の場合は53.6%、過敏性腸小症候群では77%、
健康液な人28%と比べて多かったのです。
男性では炎症性腸疾患の場合は16.9%、過敏性腸小症候群では26.4%、健康な人で7.4%
そして、EDの割合は、炎症性腸疾患では43%
といずれも、腸に炎症を抱えているほど生殖にも影響が出ています。
とくに、精神的な影響によって引き起こされていて、炎症対策に合わせて、
メンタルへの介入も必要だといえます。
妊活にも影響する 栄養素-酵素
生きていくためにどうしても必要なもので、
私たちの体の中では、いろいろな反応によってエネルギーが作られ活動することが
できます。細胞は新しく生まれ変わり、体を修復し、生命を維持してくれています。
体のなかで起こるすべての反応には、多数の酵素が関り連携していて、
妊娠もそのうちの1つになります。着床に免疫物質や酵素などが複雑に影響し合って
なりたっています。(2)
ビタミンも、ミネラルも、食物繊維も、たんぱく質といった栄養素も大切ですが、
それらだけでは代謝されていきません。その部分を担っているのが酵素となります。
酵素は体の中でも精製されるのですが、限りがあり、食べ物から摂取して補う事や
無駄遣いをしないようにして元気な体を保っていくことが必要になります。
酵素と女性ホルモンの関係
女性ホルモンが作られる過程でも酵素は必要になります。
そのため、酵素が不足する状態ですと女性ホルモンの分泌に影響が出てきてしまいます。
ホルモン分泌がうまくいかない状態が続くと月経周期をはじめ
卵巣や子宮でも影響が出てきてしまいます。
そのため、酵素を摂取しホルモンも分泌できるように、
細胞が元気で活動できるように必要な栄養素がバランスよく摂取されていることが
大事になります。(3)
酵素ドリンクや酵素サプリに依存しない事
どの栄養素にも言える事ですが、
単独での摂取より食べ物から摂取して、よく噛んで消化吸収されるから
こそ栄養は良い働きをしてくれます。
食べたものは、基本的には胃や腸で消化されて細かいアミノ酸になってから
吸収されるため、酵素サプリやドリンクで摂取することにはあまり意味がありません。
そのため、ドリンクやサプリに頼り切らないで、
基本的な食事、生活習慣を整えていきましょう。
特に腸内環境での炎症を抑えていくには、こちらをチャックしていってみましょう。
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酵素が働ける腸内環境ですか?
腸は酵素が活躍する場所です。
栄養の消化と吸収に大きくかかわり、腸内環境が汚く整っていないと
せっかくある酵素も有効活用できなくなってしまったり、
酵素の無駄使いになってしまいます。
腸の環境は、迷走神経という神経で脳とつながり、
ストレスを感じると下痢や便秘になりやすく腸内環境も乱れがちです。
そして、ストレスを感じている体は酵素の無駄遣いがおこります。
酵素は摂取しようとすることばかりを気にするだけでなく、
よく働ける腸内環境を整えてあげることもとっても大事です。
そのため、不妊ストレス、不安や焦りなどとは上手にお付き合いして
いくこともポイントになりますね。
もしも女性ホルモンの乱れや妊娠しにくい体質で悩まれていましたら
心をいたわりながらの妊活を行い、
妊娠できる体つくりをしていく事がおすすめです。
腸の炎症は若い人にもおきている問題として注目
腸の炎症がまさか妊活や性機能障害や不妊に影響してくるなんて、
なかなか想像できない部分があるかもしれません。ただ、腸に炎症をもっていると
メンタルもやみやすく、さらには、喫煙、飲酒、および食習慣を制御することができない
という特徴ももちます。腸の炎症が脳の炎症にと広がって、
不妊や性機能障害は、単純に生殖機能だけの問題ではなく、
本人の生活の質にも関連しているため、腸の炎症は病気を持っていれば<
その管理が必要ですし、そうでなくても炎症を招くものはできるだけ避けた方がよいのです。