妊活にもオリーブオイル 1日どれくらいは摂取したい?
妊活中は食事や栄養素もだいじですよね。そして摂取する油によって妊娠しやすさやしにくさまで変わってきてしまうのですから。妊活にプラスになるのは、研究で分かっているのは地中海式の食事療法をはじめいくつかのごはんスタイルがあります。その中でもオリーブオイルは一日にどれくらいの量を摂取していたら参考になるのか、ハーバード大学の研究を参考に見ていきましょう。
体の劣化度合いをゆっくりにするオリーブオイル
生殖能力については、単純に卵子の質や精子の質が大事と思われがちですが、妊娠力をたどっていくと、体の劣化度合いが反映されてくることに気づきます。例えば、心疾患や高血圧、糖尿病になるリスクが高い人は不妊リスクも同じく高いのです。
そして、オリーブオイルには、そんな心臓病や脳の血管疾患などを予防する効果があるという事が言われてもいます。オリーブオイルには、抗酸化作用が高いポリフェノールが多く含まれているので、女性にとっても男性にとってもアンチエイジングになるという事です。
そんなオリーブオイルを一日どれくらい摂取したら、その効果が高かったかを調べたハーバード大学の研究を見てみましょう。(1)
ハーバード研究はアメリカ人61,181人の女性と31,797人の男性を24年ほど追跡調査していて、アメリカはヨーロッパにくらべて肥満と心疾患が多いことも知られているので、オリーブオイルの効果がどのように出てくるのか気になりますね。
1日7gほどがアンチエイジング習慣に
研究の結果からは、以下のことがわかりました。
- オリーブオイルの摂取量が多い(1日7グラム以上)人は心血管疾患のリスクが14%低下し、冠動脈性心疾患は18%低下
- 全脳卒中または虚血性脳卒中には特に違いがなかった
- 5gのマーガリン、バター、マヨネーズ、乳脂肪の代わりに1日5gのオリーブオイルを使うと心疾患リスクは低下
日頃から、1日7g以上のオリーブオイルを摂取する習慣をもち、マーガリンやバター、マヨネーズなどの代わりにオリーブオイルに変えてみるようにするとよりアンチエイジング効果は高まりそうですね。
炒め物、サラダのドレッシングなどちょっと工夫をしてみるとよいでしょう。
オリーブオイルは質の良いものを
だからといって、オリーブオイルは品質にばらつきがあることも知られています。他の油を混ぜて、かさまししてもいるものもあります。
またものによって含まれるポリフェノールの量も違うようです。やすい物程粗悪だという研究もあったりしたので、オリーブオイル協会のマークがあるものなどを参考にしてみるとよいでしょう。