お菓子にもたっぷり 妊活では食べてはいけないトランス脂肪酸  |

お菓子にもたっぷり 妊活では食べてはいけないトランス脂肪酸 

waruitabemono

卵巣の働きが低下し、卵の成熟や排卵の障害になるリスクが高くなること、

また、炎症体質をも招くことから子宮内膜症の症状を悪化させてしまったり、

流産や死産のリスクが高くなるとの報告もなされているのが・・・

 

妊活中の食事や栄養を考えた時に、気にかけてほしいのは、トランス脂肪酸についてです。

 

妊活中はとってはいけない トランス脂肪酸とは

リノール酸を多く含む植物油脂を原料に、水素を添加し、

動物性脂肪のように常温で固体となる飽和脂肪酸に変えたもののことです。

代表的なのはマーガリンやショートニングがあります。

この製法で、油を石油に変えればプラスチックができますから、

食用プラスチックともいえるかもしれません。

実際に、マーガリンを露天に置いておいても、虫はたかりませんし、

10年ほうっておいても腐ることはないそうです。ゴキブリすらも食べない。

つまり、生きものの食べ物ではないのですね・・・。

しかし、私たちが普段口にしている食べ物、

パンやお菓子、カップ麺、インスタント食品などあらゆる加工食品に使用されています。

人工的に作られたトランス脂肪酸と天然由来のトランス脂肪酸はどちらも体には有害とされています。(1

 

ファーストフード店やドーナツショップでは揚げ油に使ったりしています。

ファミレスの食事にもたくさん含まれます。

これが体内に入るとどうなるか?

消化の際に大量のビタミンとミネラルを消費し、疲労感が出るようになります。

不自然な構造のトランス脂肪酸が細胞膜をもろくさせ、

さまざまな有害物質が人の細胞内に楽々侵入できるようになります。

高血糖・高インスリンを招くので、カラダは炎症体質になります。

代謝が不安定になるので、精神的にも不安定になり、憂鬱感もでてきます。

 

これほど危険なトランス脂肪酸

海外では食品に含まれるトランス脂肪酸の上限値を厳格に法規制している国も少なくないですし、

アメリカ政府も最近は規制に前向きで、ニューヨーク市は近々、

市内の飲食店での使用を全面禁止する方向性があるようです。

そんな食べ物と知れば、マーガリンやショートニングは口にしたくありませんよね。

加工食品を買う際も原材料表示をチェックしてみるといいはずです。

「マーガリン」「ショートニング」「加工油脂」「ファットスプレッド」などと書いてあったら、

それは買わないようにしましょう。

そして、お菓子コーナー・ファーストフード、ドーナツ屋さん、は近づかないに限ります。

アメリカでの疫学調査によると、トランス脂肪酸を1日あたり4g(エネルギー比で2%)以上摂取すると、

心疾患リスクが1.23倍になるというデータがあります。

 

トランス脂肪酸を摂取している量が多いと不健康に

世界の195カ国から1990 〜 2017年のあいだに行われた栄養調査をを分析した研究(2)では、

どんな食事が死亡率を上げるのか?という点を調べていて、具体的には以下になります。

 

  • フルーツの摂取量が250g以下
  • 野菜の摂取量が360g以下
  • 豆類の摂取量が60g以下
  • 全粒穀物の摂取量が125g以下
  • ナッツ類の摂取量が21g以下
  • 牛乳の摂取量が435g以下
  • 食物繊維の摂取量が24g以下
  • カルシウムの摂取量が1.25g以下
  • 魚介類からとるオメガ3脂肪酸の摂取量が250mg以下
  • 多価不飽和脂肪酸の摂取量が総カロリーの11%以下
  • 赤身肉の摂取量が23g以上
  • 加工肉の摂取量が2g以上
  • 糖を添加した飲料が3g以上
  • トランス脂肪酸が総カロリーの0.5%以上
  • 食塩が3g以上

 

トランス脂肪酸が多いほど脂肪リスクが高まり、不健康になってしまいます。

 

トランス脂肪酸の摂取で食が暴走してしまう

トランス脂肪酸は体重を増加させ、精神的にイライラして攻撃性を高め、

また心臓病のリスクを悪化させるてしまいます。

トランス脂肪酸は添加物して入り、食品の保存期間は長くする一方で、

人間の生存期間は短くしてしまいます。

トランス脂肪酸は、加工食品に多くふくまれる成分ですが、

悪玉コレステロールを増やす働き(1)や肥満と慢性炎症の原因になるし(2)、

最近は生活習慣病でもある糖尿病を引き起こす(3)こともわかっていきています。

つい食べ過ぎてしまう原因にもなるトランス脂肪酸は妊活中だけでなくても気をつけたいところですが、

細胞の劣化や卵巣機能の低下はできるだけ防ぎたいところですね。

 

トランス脂肪酸と排卵障害

トランス脂肪酸の過剰摂取と冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)心疾患との関係性については

広く知られていますが、排卵障害のリスク因子であることがNHSII study(4)でも確認されています。

トランス脂肪酸によって、排卵障害にもつながってしまう事、

食べるものによって不妊リスクが高まってしまうという事ですね。

マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどの合成製造された油に含まれるのですが、

高温調理やマイクロ波加熱(電子レンジ)によっても多く発生することがあるようです。

高温調理については特に揚げ物などは要注意になっていきますね。

 

体外受精ARTとトランス脂肪酸の摂取について

研究ではトランス脂肪酸の中でも、水素添加植物油、マーガリンなどに含まれ、

心筋梗塞・狭心症との関りが指摘されているエライジン酸がART成績低下と関連していたことが

研究でわかりました。

脂肪酸というのは卵子の能力や胚着床に重要な役割を担うことが示されているため、

米・ノースカロライナ州・シャーロットからの前向きコホート研究(5)では、

60人の初回ART周期に入る女性患者について22種類の赤血球中脂肪酸を測定し、

全脂肪酸に占める割合を計算した結果、

トランス脂肪酸、特にエライジン酸の割合が高い患者では、受精率、胚盤胞到達率、移植可能胚数が

低いかったのです。

 

トランス脂肪酸で精子の質も劣化

18~23歳の男子大学生209名の精液をと食事内容によって精子の数がトランス脂肪酸の摂取量と

関係し、有意に減少していったというスペインの研究もあります。(6

トランス脂肪酸摂取量により4つのグループに分けると、

精子数は摂取量が少ないほど数は多く、摂取量が多いほど精子数も減りました。

女性だけでなく、男性の妊孕性にも影響がでているのがトランス脂肪酸で、

普段の食生活の影響を考えて妊活の基本として、サプリに頼るのではなく

夫婦で根本的な食生活の改善も必要かもしれません。

普通に食べて、特に目に見えて病気になるわけではないので、とくにじわりじわり

問題になってくることでしょう。トランス脂肪酸が含まれるものは

食が暴走して止められにくいものでもあるので、特に忙しくて加工食品や外食

そして合間にはお菓子などを食べる習慣があったら要注意です。

 

トランス脂肪酸って何に主に含まれているの?

トランス脂肪酸の摂取量の水準が公衆衛生上懸念される国では規制している国もありますが、

日本人のトランス脂肪酸の摂取量は、平均値で、総エネルギー摂取量の0.3%であることが分かっており、

平成24年3月に食品安全委員会が取りまとめた食品健康影響評価において、

通常の食生活では健康への影響は小さいと考えられています

厚生労働省

 

日本人は2005年から2007年の調査では比較的摂取量が少なく、問題が少ないとされましたが、

今は本当にそうなのでしょうか。特に世代によってはお菓子はあまり食べないけれど、

食べ物に年齢によってもかなりばらつきがあるのも感じます。

トランス脂肪酸が総カロリーの0.5%以下になるようにするにはどうしたらいいのでしょう。

1日に2g以下には押さえておいた方が良いというライン。

自然なものにも含まれるからできれば加工食品からはとらない方が無難なラインになっています。

特にトランス脂肪酸は含まれる食品によってばらつきがあって、一様でもありません。

特に気をつけたいのが、マーガリンやショートニングなどをはじめ、

こちらの表を参考にしてみてください。おやつはシンプルに果物とかナッツが最善なのね・・・。

 

お菓子やスイーツにはたくさんかもトランス脂肪酸

 

引用 食品安全委員会

 

お菓子が好き。おやつにはお菓子いうのが当たり前になっている世代では、

普通になじんで食べてきたものばかりです。お菓子は子供も喜ぶからついつい親も

与えてきた普通に身近だった食べ物のはず。でもその食べるもので子宮環境も

排卵だって変わってしまうから、いまからどんんどん気をつけよう。

そして、ママになっても子育てに役立ててくださいね。命のリレーを次の世代につなぎましょう。

 

 

参考文献

すぐにわかるトランス脂肪酸 農林水産省

トランス脂肪酸について 食品安全委員会

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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