妊活サプリで葉酸やビタミンなど栄養を補うのはどう? |

妊活サプリで葉酸やビタミンなど栄養を補うのはどう?

yousan

妊活中の方やプレママの間で注目されている葉酸サプリ。

また、様々な微量栄養素を含んだマルチビタミンは妊活サプリとしても人気。

でもサプリは実際はどうなのでしょう?

どんな効果があるのか?過剰接収したらどうなるの?

ほかのサプリとの相性や飲む順番は?

疑問は尽きないかと思います。

 

世界的に見ても不妊は大問題になっている

世界の出生率はここ数十年で大きく変わってきているようです。

それは過去にないレベルで低下してしまっているという事。そして、

不妊は食事や栄養の影響を受けるようになっています。(1

特に葉酸は女性で、神経管欠損症の予防に推奨される量よりも多く

補って葉酸を摂取する事は、不妊の頻度の低下、妊娠喪失のリスクの低下、

不妊治療の大きな成功に一貫して関連した結果がでています。

基本的には食事スタイルがバランスよく、全粒穀物、野菜、果物、魚、豆

などを多く食べるパターンを守っているほど妊娠率、そして生産率が

高く出ています。

 

微量の栄養素は妊娠を助けている

葉酸をはじめ、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンBなどのビタミンや

ミネラルなど栄養は妊娠には不可欠とされています。

微量栄養素の状態が女性の生殖能力に及ぼす影響についてはあまり

知られていない部分もありますが、微量栄養素は大事。

例えば、葉酸が足りている事は、卵母細胞の質、成熟、受精、着床に関わります。(2

ビタミンAは、卵母細胞の質と胚形成に関わります。(3

また亜鉛は、排卵や月経周期にも影響を与えています。(4

さらに卵母細胞が分裂していかれるのは、DNA合成されるためで

亜鉛と特定のビタミンBにかかっています。(5

さらに、子宮内膜の状態も大切で、プロゲステロンの分泌が少なく

子宮内膜での受け入れが不十分となる原因はセレンが不足した場合でも

起きています。(6)葉酸、ビタミンB 6、B 12、D、および鉄はすべて、

ホモシステイン代謝、炎症、酸化ストレス、胚形成など、

生殖能力に影響を与える可能性のあるメカニズムに関わっています。(7

 

妊活中はビタミンやミネラルなどをバランスよく

妊活中は推奨される微量な栄養素もしっかりとバランスよくとれるように

していくことが大切です。そして、食生活を変える事でも妊娠率は

回復していってもいます。(8)妊娠しやすさに影響が大きいのはビタミンB・葉酸と

ビタミンDあたりになります。(9)ビタミンDの濃度が高いほど、

不妊治療・体外受精での治療成績もよくなっています。(10

また、多嚢胞性卵巣症候群やビタミンD欠乏の女性にビタミンDを補う事で、

月経頻度と代謝障害が改善されてもいます。(11

 

体外受精を受ける女性に共通した栄養状況

葉酸やビタミンB12は受胎に影響が大きい栄養でありながら、

いずれもが不足しても、ホモシステイン経路に問題が出て妊娠しにくく

なってしまいます。そして、不妊治療で体外受精を受ける女性は

葉酸やビタミンB12が不足する傾向が出ました。(12

ただ、葉酸サプリを飲んでいる人は、葉酸濃度は充分に足りていました。

血清や卵胞液のセレンと亜鉛、および卵胞液の銅の濃度は、

対照郡と比較した場合、IVF患者では有意に低いようです。(13

そして、アルミニウムおよび鉄の卵胞液レベルは、IVF患者の方が対照群よりも

有意に高く、酸化ストレスが増え、劣化してしまう状態となっていました。

 

 

妊娠体質になるために葉酸サプリの効果

葉酸はビタミンB群の1種です。

水溶性という特徴を持ち、ほうれん草から発見されたことから

「葉酸」という名前が付けられた栄養素です。

この水溶性という性質がやっかいで、なんと、

調理の過程で失われやすいというのです。

そのため、葉酸サプリでの摂取が勧められている過程があります。

必須栄養素である理由は、血液の元・赤血球を作る他、

細胞分裂や細胞の成長や発育に欠かせない栄養素だからです。

デンマークの研究では、葉酸を含むマルチビタミンは、サプリを摂取しているグループと

摂取していないグループと比較して、出産率は1.15でした。(14

 

妊活にどうしても葉酸サプリは必要?

しかし、どうしてもサプリでなくては補えないものでもありません。

食生活が乱れがち、偏りがちで不安な方は、

サプリを取り入れてみるのも一つの手ではありますが、

妊娠のために手助けにはなるけれど、必須というものでもありません。

まだまだ葉酸をはじめ微量栄養素の信頼度の高いCRT研究はすくなく

あくまで出産をサポートできるかはこれから大規模な研究が必要とされて

いる段階です。ただ、神経管欠損の予防目的としてそして、

サプリメントが生殖能力に与える影響をみた研究では、妊娠予定1ヶ月前から

妊娠初期までサプリを飲んだ場合は妊娠数が大幅に増えたという結果から、(15

厚生労働省でも推奨しています。

 

葉酸など微量栄養のサプリでの副作用は?

葉酸を気にして色々食べるようにもなり、

さらに葉酸サプリも飲むようになったら

過剰摂取になってしまうのではないかと思われます。

なので、葉酸サプリを飲む場合は、規定量飲むようにすることは大事でしょう。

葉酸だけでなく、ビタミン類なども複数のサプリを飲むことで

過剰摂取になってしまう事もあります。不妊治療中の場合は、

医師に相談しながら摂取することも大切でしょう。

空腹時の軽度の吐き気、便秘、頭痛、および斑点など、

いくつかの副作用の発生率が低いと報告があった研究もありますが、

これらはプラセボと比較して有意とはみなされていません。

そして、胃腸の不具合などの症状は、微量栄養素の補充だと報告されています(16

 

ただ、過剰摂取もプラスに働くばかりではないため、毎日の葉酸摂取量が

1000㎍を越えないようにしましょう。

そして、食事の改善は最優先で行うようにしておきたいですね。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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