不妊だとなぜ離婚問題にまで発展してしまう夫婦がでるの?

不妊だとなぜ離婚問題にまで発展してしまう夫婦がでるの?

妊娠し、子どもを育てていく、家族を構成していくという過程はでは夫婦の価値観

将来思い描くものがズレているとうまくいかずに離婚にまで発展してしてしまうケースも

増えています。近年、不妊は増加傾向で5.5組に一組は不妊と言われ、不妊治療を

受ければ経済的な負担も多く喧嘩のもとにもなっている点があります。

不妊によって離婚問題にまで発展してしまう原因などを見ていってみましょう。

 

不妊の問題から離縁を考える確率は?

不妊という問題を通して離縁を考える事もある事もあるかもしれません。

この人と一緒でなかったら・・・

また、私と結婚しなければ相手は子供ができたかもなど

離婚の言葉が頭をよぎる事もあるのかもしれません。

【不妊当事者の人間関係】保健医療社会学論集 18巻1号では、不妊と夫婦の関係について

「不妊や不妊治療を通じて、夫婦の関係がよくなった」が27.1% あった一方で

「不妊や不妊治療を通じて、離縁を考えたことがある」も23,2% あったとあります。

不妊という問題を通じて、夫婦の絆を深める場合もあれば、

関係が冷めさしてしまうケースもあります。

 

不妊によって夫婦関係が悪化してしまう原因とは?

男女

不妊の定義は以前は健康的な男女が避妊せず性生活があり2年たっても妊娠しない場合

と言われていましたが、今では1年たっても自然妊娠しない場合は、不妊と定義されています。

しかも   、不妊の検査や治療を受けたことのある夫婦は5.5組に1組の割合とされています。

〈出典:第15回出生動向基本調査/国立社会保障・人口問題研究所(2015年)〉

かなりの割合で不妊で悩むご夫婦が増えているのもありますし、

不妊で悩むご夫婦が不妊治療に進んだ場合、何よりも直面するのが経済的な問題もあります。

不妊治療はタイミング療法までは保険適応となりますが、人工授精や体外受精などは

保険適応外となるため1回に医療機関によっても違いますが20万円~60万円費用がかかります。

また、不妊治療での妊娠率や出産率は決して高いわけではなく、

年齢によっても違いますが体外受精であっても30歳で体外受精して出産にいたる確率は19.9%、

35歳で16.3%、40歳で7.7%、45歳で0.6%とかなり低いのが現状です。

そのため、妊娠に至らなかった、中には採卵できなかった、移植できなかったというケースもあり

頑張りが実を結びにくくストレスがかなりかかりつらい思いをしているため夫婦関係でも

何かとトラブルがおこりやすくもなってきているようです。

 

不妊で妊娠に向けて取り組む熱意の温度差が溝を作る

不妊で悩んでいてつらいと思うことの1つに、夫婦間での不妊に対する取り組み姿勢に

温度差があることがあげられます。女性がかなり積極的で、男性が消極的。

不妊治療をしている医師も、治療に積極的にくる男性は見たことがないといわれるくらいです。

それくらい、男性は治療に対し消極的な姿勢を持っていたり、

妻が望むならという気持ちで何とか協力しようという気持ちにいるのに対し

どうしても子供が欲しいと力が入っている女性とでは温度差を感じずにはいられない

のかもしれません。しかし、同じ気持ちでいないという点が女性のつらい悩みへの

孤独感をたかめ、夫に対し嫌気がさしてしまていいる点も否めません。

 

「なんで全部私任せなの?少しは調べて自分からも何とかしようとしてよ!」という妻に対し、

「そんなに必死にならなくてもいいじゃん!」という夫

 

妊活に対する温度差が夫婦間の溝を作ってしまう部分もあるため、

お互いの考えや価値観を共有しながら日頃からコミュニケーションをとっている姿勢も

大事にしたいですね。

 

不妊治療のやめどきをあらかじめ決めておくことで回避

不妊治療は原因がわからないため、検査をしながら治療も進めていきます。

そのためステップアップという初めは、タイミング療法で、次に人工授精で、

そして体外受精へとステップアップしながら進む流れもあります。

ただ不妊は、長期化するほど妊娠しにくく、長く治療を受けていてもその後続けたからと言って

妊娠しないというケースも多くある程度不妊治療の辞め時となるラインもあります。

そのため、治療始める前に、夫婦で話し合って治療の辞め時を決めておくことも

必用でしょう。そうでないと、次はうまくいくかもしれないという期待に

ずるずるとずっと治療を続けてしまい、そのうちこれだけお金も使って治療もしてきたのにという

引くに引けない心理状態にもなったりしてしまいます。

不妊治療は良い面だけでもなく夫婦の性生活にもデメリットとして働く部分もあり

不妊治療を開始すると男性の多くが性欲が減退したり、セックスレスの傾向になります。

気負ってしまうあまり、勃起障害や射精障害にまで発展してしまい

自然妊娠の道が途絶えてしまうご夫婦も少なくはありません。

妊娠には、治療だけしていれば良いという考えは禁物で、夫婦で寄り添う姿勢が必要です。

 

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不満いっぱいの妻、癒される家庭でないところに帰りたくない夫

男女 話し合い

どれだけ頑張っても成果が出ない事で誠意が来てはひどく落ち込んだり、泣いたり

治療に協力するとは言ったけれど、なんだかずっと子ども子どもで頭がいっぱいの

妻は、何をしていても不満で満ち足りず幸せそうではなく、

そんな家庭に帰ってきても穏やかさや居心地の良さを感じず、

排卵の時だけはとにかく早く帰ってきて行為をしてと言われることにも負担を感じ

なんとなく帰りたくなくなってしまう夫もいます。

自分に対し優しくしてくれる他の女性があらわれてしまうと、

浮気なんてことにも発展しかねないのが不妊に悩み、

妻が子ども子どもと子供しか見えなくなってしまっていると、

子どもよりも自分を大事にしてくれる癒しが欲しくなってしまうのも無理もないのかもしれません。

一生懸命働いて稼いできても妻が楽しそうでも幸せそうでもないと思うと、

一緒に暮らしていく喜びを見いだせなくなってしまうのかもしれませんね。

妊娠や子供以外にも、まずは目の前の夫を一番に思いやってあげる温かさも忘れたくはないですね。

 

子供を欲しいと思う気持ちそのものにズレがある

もともと、結婚するまでもあまり二人で将来について話し合ってきたことがないという

方もいます。夫に対し何か言うと、今は考えていないし考えられないから、聞かないでよと言われて

しまったり、黙り込まれてしまったり。夫婦でどんな未来を描いているのか話し合うことなく

結婚し、生活をおくってきているためいよいよ子供が欲しいと思った時に、

夫から、子どはあまり欲しくない、今は欲しくないといわれてしまってショックを受ける女性もいます。

結婚したからには同じような気持ちでいてくれると思っていたのに

実際はそうではなかったという子供を授かっていくことへ思いに違いがある場合は

欲しい人と欲しくない人とが方向性を揃えていくことからのスタートになるため、

不妊を解決していくことへ難しさも潜んでいます。

本当にこの人と一緒に生活していっていいのか、いつかは子供を欲しがってもらえるのか、

一緒に協力してくれるのか、子どもができた時喜んでもらえるのかなど不安要素が多く

夫婦関係がぎくしゃくしてしまいやすい点もあります。

大事な価値感などは話し合いやすい関係を築ける相手と結婚することが前提なのでしょうが、

できずに結婚した場合は、それからでも夫婦で歩みよるための努力をより大切にして

いきたいですね。

 

この人との子供が本当に欲しいのかわからなくなる

不妊の悩みは根が深く、また複雑です。これはなにも不妊に限らないかもしれませんが、

何か困難な問題に夫婦がぶつかったときに、お互いに協力し合う、支え合う、

お互いのことを思いやり合う、お互いの意見を尊重し合うという姿勢がないと

問題解決に向かえないところあるでしょう。

不妊はの問題は、年齢が上がるほど難しくなります。

卵子の老化、精子の劣化、男性も女性も年齢の壁があるからです。

30代後半以降から男性も女性も生殖能力が衰え始めます。

これは妊娠しにくいだけではなく、流産しやすさにもつながり、40代の妊娠では

染色体異常や障害を持った子を授かるのではという不安よりも流産しやすいという点も

あります。治療のつらさ、流産を経過したり、死産を経験したり、女性の体調が

すぐれない事もでてきたり、夫婦での協力が欠かせない中で

協力姿勢が夫に見られないとこの人との子供が本当に欲しいのかわからないと

溝ができてしまう事もあります。

 

子供ができないことで義両親からのプレッシャーが離婚に

子どもができない事で孫を見せてあげられないというのが離婚の原因にもなっています。

子どもができる事だけが夫婦の形ではないといえますが、

中には子供を残してもらいたいそのための結婚という考えを持っている方もいるため、

プレッシャーがかかったり、子どもができないと分かったことで

離婚につながっている夫婦もいます。

それでも、何のために結婚したのか自分たちなりの答えを持って、

歩み寄れる夫婦でいたいですよね。子供だけできたら誰でもいいという考えより

きっとどんな困難でも乗り越えられる夫婦になれる気がします。

2人が納得いくように、また親族あっての結婚でもあるため、よく話し合っていくことも必要ですね。

 

不妊治療の末やっと赤ちゃんを授かっても離婚に発展?

不妊落ち込む女性

不妊治療の末、やっと授かった赤ちゃんならきっと大切に育てようとするでしょう。

しかし、やっと授かって夫婦円満に末永く暮らしていく未来を思い描いたとしても

現実はそういうだけでも内容です。近年は不妊治療の末赤ちゃんを授かっていても

離婚していく夫婦も増えているそうです。

 

不妊で悩んでいる最中もそうですが、赤ちゃんができてからも

夫婦がお互いを大事にし合っているのかという点ですね。自分はしているつもりでも

相手はそう思っていない、そんなズレが少しずつ夫婦に溝を作ってしまうのでしょう。

不妊で悩んでいる女性は子供が欲しいと子供のことでいっぱいになってしまいがちで、

子どもが生まれれば、本当に目の前にいる赤ちゃんを育てていくことで必死です。

夫は、疎外感や、寂しさを感じ安らげないのかもしれません。そんな寂しさが

自分を必要としてくれる場所、それが仕事であったり、別の女性へ行きたくなって

しまうの点があるのでしょう。何かそれを癒してくれるお店などへ出入りしてお金を

使いこんでしまう事で離婚に。

 

結婚して5年で離婚してしまう夫婦の共通点とは

口論不仲夫婦

心理学の名誉教授を務める「ジョン・ゴットマン」は、

5年ほどで離婚してしまうカップルには、共通点があると言っています。

それは、相手に対し以下の4つのどれかをもっています。

・批判して人格攻撃をする

・軽蔑した発言をする

・不満に対し責任をなすりつけ合う

・発言に対して黙って向き合わない

結婚生活を長続きさせていく秘訣としては相手に対して

・逃げずに真正面から向き合う

・思いやりと感謝の心を育てる

を心がけつづけ愛をもって接していくことのようです。

 

うまくいかない時こそ、つらい時こそ、どのような接し方をするかが

結婚生活がうまくいき、また赤ちゃんを授かっていくことにもつながると

言えるのではないでしょうか。

 

まとめ

子どもを授かる事は、人生に大きな影響を与える事であるため、夫婦で寄り添いあいながら

協力し支え合う姿勢をとり続ける努力を双方に怠らないことが大切ですね。

結婚したのだから、当たり前だと思っているのは危険です。

少しづつ夫婦での考え方や価値観がズレていくこと修正できなければ大きな溝になり、

離婚にまで発展しかねないわけです。

それには、日頃からコミュニケーションやスキンシップを取り合う事を習慣にし、

治療を始めても性生活は絶対に大切にして下さい。

排卵期以外に性生活をしようとしてください。子供が授からなくても必要とし合う男女関係が夫婦

なのではないでしょうか。

 

参考文献

不妊のことよくある質問 丘の上のお医者さん

不妊でなぜ夫婦関係が悪化するのか?https://abetakako.jp/rikonsoudann/riyuu/ssyussan/funinn/

不妊で離婚した人 ガールズチャンネル https://girlschannel.net/topics/466325/

不妊症の妻と離婚する方法はあるのか?/男の離婚110番サイト

夫から不妊を理由に離婚を切り出されております。/弁護士ドットコム

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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