不妊つらいストレス「孤独感」は肥満やタバコよりも有害

不妊つらいストレス「孤独感」は肥満やタバコよりも有害

憂鬱 女性

妊娠しやすくするためには?心が抱えるストレス不妊のつらさである

「孤独感」。私だけが・・・。ぽつり。自分には、いない。

みんなとは違う。社会的にも孤独を感じていたり、友達や周囲の妊娠に孤独を感じたりと

つらいストレスがかかります。その孤独感は、肥満やタバコよりも有害と言われています。

バランスの取れた食事や適度な運動、そしてアルコールやタバコは

よくなく禁煙したり、控えたりって当たり前って思う事でしょう。

夫が喫煙していたら何としてでも辞めさせたい!そう思うもの。

肥満だって不妊リスクを高める要因です。でも、それよりも有害で、健康リスクを

大幅に害してしまうののですから驚きです。

 

不妊は生活習慣病の一歩手前

不妊リスクが高まるという事は、ただ単に病気になる前段階という状態でもあるのです。

細胞が劣化していくことで老化し、それが進むと病気になったり死亡につながります。

何が不妊リスクを高めているのかとみていくと、

主に生活習慣が大きくかかわってきます。

だからこそ、食事のことや運動、肥満解消や冷え改善、禁煙や禁酒そして、

ストレスを抱えないように取り組むことでどれも妊娠確率が高まっていきます。

そのなかで、驚くべきは、ストレスがもっとも有害になるという点です。

 

孤独感は強いストレスになる

研究などでもわかっている孤独感の有害性です。

研究によってはタバコよりも有害と言われています。というのもかなりの確率で

死亡率を高めていくからです。

米国で今も続く反響を呼んだ研究では、

シカゴ大学の心理学者ジョン・カシオポ博士たちが2014年2月に行った

アメリカ科学振興協会(American Association for the Advancement of Science:AAAS)の学会での報告です。

http://news.uchicago.edu/article/2014/02/16/aaas-2014-loneliness-major-health-risk-older-adults

 

メタ分析によると、孤独による早死は肥満の2倍の影響を与えるという結果だというので驚きです。

また、孤独感は空腹や痛みと同じように、人間や動物にとっての警告信号だと言われています。

孤立という状況は生存や生殖に影響する可能性があり、

孤独感は社会との繋がりを再構築する強い動機付けになるといわれています。

他の人々から隔離されているという感覚は、睡眠不足や血圧上昇を招きます。

また、ストレスホルモンであるコルチゾールの上昇が午前中に見られたり、

免疫細胞の遺伝子発現を変化させたりして、幸福感を自覚しにくい状態を引き起こすとしています。

そのため孤独感とうつは隣り合わせにもある状態です。

 

孤独感は生殖能力を低下させる

妊活落胆する女性

ストレスホルモンは細胞の劣化を促進させますし、睡眠不足になってしまう事は、

卵子の質だけでなく数の減少にもつながっています。

幸福感を感じにくくなってしまうと、免疫バランスも崩れます。

ストレスを感じると自律神経が乱れだしますが、そこを立て直すように本来は

働くのですが、幸福感が少ない状態では立て直すことができません。

幸福感とともに分泌されているセロトニンはストレスを感じるとたくさん消耗されます。

不足した状態が続くと自律神経のバランスを整えられなくなってしまいます。

こういった負の連鎖は、生殖能力をかなり低下させてしまう事でしょう。

 

孤独感は死亡率を高める

肥満やがんなどの健康問題へのリスク要因として、今までは喫煙や食事、

運動などのライフスタイル、生活習慣、あるいは大気汚染などの環境因子が注目されてきています。

しかし、感情や心理学要素の影響はそれほど議論されてきてはいなかったのです。

近年、米国では孤独と死亡率の関係が関心を集めており、

米国ユタ州のブリガム・ヤング大学(Brigham Young University)のジュリアン・ホルト・ランスタッド教授たちは、

「死」や「生存」といった言葉と「社会的孤立」「孤独」「一人暮らし」といった言葉の

両者を含む研究を分析しています。その結果、

人々との繋がりが欠如した「社会的孤立」によって29%、

「孤独感」により26%、

「一人暮らし」では32%、それぞれ死亡リスクが高まることが判明していて、

タバコや食事、運動や環境要因といったものだけでなく、健康にはその人の心にもちゃんと

ケアしていくことの必要性が示されるようになってきています。

 

ネット環境と周囲との関係によって孤独感が変わってくる

社会科学者たちによると、テクノロジーの進化と最近の住宅環境が孤独感をより

感じやすくさせていると指摘しています。

Eメールやソーシャルメディア(ユーザー間の情報交換を主要価値とするインターネットサービス)で

人々とコミュニケーションをとっているほど、孤独感を感じやすくなっていってしまうのです。

ヒューストン大学の研究者はFacebookを長時間利用している人は、

他人と自分を比較するようになりその結果、自分に対して主観的な評価が下がりってしまい、

抑うつを感じていると報告しています。

確かに、FacebookをはじめやインスタなどSNSコミュニケーションツールでは、

友達の活躍や楽しそうな写真を見ることができます。また突然の結婚や妊娠報告や出産報告

もおこります。そのため予期せず傷ついたり、嫉妬を覚えたりという事もありますし、

同時に自信を失うこともあるでしょう。

ネット環境を使っていると自尊心が傷つき、抑うつ状態に陥るリスクを持つのです。

妊活中は検索魔になると他の人の不妊ブログをお邪魔することもあるかもしれません。

そういった検索をしているうちに不安になったり、同じ悩みを抱えていたはずの人が

妊娠していったりと精神的にストレスを感じる部分も多くなるでしょう。

また、不妊という悩みで殻に閉じこもってしまうと現実的にもとても孤独感を

強めていってしまいます。親戚・友達・職場など自分を取り囲む人との関係を

どのように築いていくかでストレス度も変わっていくことでしょう。

 

だからこそ、まずは人とつながる事

孤独感を癒していくにはまずは人とつながり合う事、支えられているという

安心感が得られるようになることも大切です。

人と接すること、コミュニケーションとる事を恐れずに、

不妊を理由に人間関係を断ってしまわないという事も心の隅っこに残しながら、

まずは、同じ悩みを持つ人との交流でもある妊活セミナーを活用してみるものよいでしょう。

つらいのは自分だけではないというのを感じる事も孤独感が軽減していきます。

 

孤独感というストレスをケアしてあげて

ストレスというのは、やはり認知のゆがみから生じてきたりもしますし、

ストレスを感じているとコミュニケーションとることもおっくうになってしまうかもしれません。

自尊心が傷つき、抑うつ的になっているとなおの事。

でもそのストレスはなお不妊リスクを高めてしまうのですから、

自分だけだ。一人だ。寂しい。赤ちゃんがいない自分は孤独だ。

そう思っていたら、メンタルケアが必要なサインです。

タバコや肥満よりも有毒と言われる孤独感ストレスを癒していってあげましょう。

本当の孤独とは違い、孤独感というのはその人が心で感じているものです。

心のトラブルにケアをしてあげる、それも大事な妊活ですね。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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