不妊のもとは炎症 ポジティブマインドで妊娠しやすくなる |

不妊のもとは炎症 ポジティブマインドで妊娠しやすくなる

妊娠しない、不妊といった問題は卵子と精子の老化とだけとらえられがちなのですが、

様々な病気をはじめ、細胞の劣化や生殖機能の低下に影響するのは

体の炎症反応なのです。

そんな炎症は精神的なケアで改善してしまうという驚きの研究があります。

ポジティブマインドをつくるための6週間の取り組みによって妊娠しやすくなってしまうという

炎症マーカーを低下させることが判明したのです。

 

ストレスは炎症反応をまねく不妊の大敵

ストレスを抱えているほど不妊リスクが高まるため、ストレスはためないようにしましょう

と言われています。でもなかなか妊娠しない、周囲の妊娠に傷つくといった事、

不妊治療などストレスを感じずにいる事は相当難しい状況に追い込まれるものです。

もともとネガティブという人、心配性、不安症、完璧主義、情緒不安定といった

場合はなおさらひどくなる事が予測されます。

また、ストレスを感じると血糖値を上げる様に体は働きます。

血糖値や炎症とっいったものが不妊リスクを高める事は様々な研究で分かっています。

 

子宮で炎症が起こる疾患は何種類かあり、子宮内膜炎もそのひとつです。
子宮内膜炎は、あまり重症化することはありません。

しかし、治療せずに放置していると、炎症が、卵巣や卵管にまで拡大し、不妊の原因になる場合があります。

不妊症の方が、子宮内膜炎を患う確率は、40%弱だそうです。
着床不全・習慣性流産の患者さんの罹患(りかん)率は、60%を超えるという報告もあります。

不妊の原因

 

卵管が炎症などによって詰まっていると、妊娠は起こりません。

卵管炎や骨盤腹膜炎の原因となるクラミジア感染症にかかったことがある方で、

ほとんど無症状のうちに卵管が詰まっていることもあります。

また、強い月経痛がある女性の場合、子宮内膜症が潜在していることがありますが、

この子宮内膜症の病変によって卵管周囲の癒着が起こり、卵管が詰まっている場合もあります。

日本産婦人科学会

 

男性の炎症も造精機能障害の原因に!

男性不妊の原因のうちの多くを占める、約8割は精子に問題がある造精機能障害だといわれています。

そのうちのさらに約半数が原因不明のもので特発性だといわれています。

精液量1.5mL以上、精子濃度1500万/mL以上、精子運動率40%以上ないと自然妊娠は難しいといわれ、

あくまでも精子や精液の状態は

変化するものではありますが、精液検査の結果、状態によってしたの分けられています。

 

・乏精子症……精液中の精子の数が少ない状態
・無精子症……精液中に全く精子がいない状態
・精子無力症……精子運動率が低い状態

 

精子の数も、運動率なども、どれも連動していることが多く、根本的にはおなじで、

なにかの理由で精子をつくる機能が低下していると考えられています。

乏精子症と重なっておこることが多いのが特徴で、精子の数と運動率などは

関係して影響をうかていることになります。主な原因としては、

先天的な異常や、前立腺の炎症、精巣の炎症といったものになります。

特に炎症というのは不妊の原因につながっている問題なので、男性不妊の場合も

気をつけたいポイントと言えるでしょう。

ストレスなどによっても免疫バランスが崩れるため体の中では炎症がおこりやすくなります。

 

ストレスと病気を引き起こす炎症までのメカニズム

ストレスが怖いのは慢性的に体の中に炎症をつくってしまい、体のなかに不調や病気を

引き起こすようになってしまう事です。ストレスを与えられて交感神経が優位になっているマウスほど

病気になりやすいし病気が重症化しやすいといわれています。

逆に副交感神経が優位でにこにこいられるようなマウスは健康的で病気の発症がすくないと言われています。

ストレスを感じると脳内で炎症がおき、そこから免疫異常が発生し、迷走神経でつながった

腸にも炎症がおき始め、マウスでは胃潰瘍などを起こし突然死をしてしまいます。

 

諸病の原因となる「慢性炎症」の重要なファクターとして、

神経系(交感神経系)→ストレスを結びつけた研究を精力的に行われています。

ストレスによる神経系への局所の刺激が慢性炎症を起こし免疫系にも影響が出て炎症反応がおこります。

「炎症・ストレス・交感神経」のつながりをふまえつつ研究されています。

 

ポジティブマインドをつくると炎症マーカーが減少

ポジティブマインド、ネガティブに物事をとらえるのではなく、

ポジティブなマインドを構築するために3つの作戦によって精神的に改善する関りによって

不妊体質を招いてしまう炎症をいかに鎮静化していかれるのかという事が研究されています。

6週間のポジティブ大作戦によって炎症マーカーが減少し心身ともに健康になったというものです。

 

この研究は、6週間のポジティブ大作戦が心血管系の炎症、血糖値、コルチゾル、デヒドロエピアンドロステロン、

そして人生満足感に与える影響を明らかにしています。

6週間ポジティブ作戦の前と後とで

採血検査と質問紙への回答を行な63人名を対象に10種の心血管系炎症マーカーを調べたています。

ポジティブ大作戦はイメージガイドで行なわれ、

ありがとう作戦、ハートロックイン呼吸法作戦、ヨガストレッチ作戦の3つの介入が含まれています。

 

その結果、人生満足感と10種のうち7種のバイオマーカーが改善したのです。

改善したのは、高感度CRP(-27%)・HbA1C(-1%)・血糖値(-2%)・ミエロペルオキシダーゼ(-5%)・

炎症性酵素リポタンパク質関連ホスホリパーゼA2(-9%)、

変化がなかったのは、デヒドロエピアンドロステロン(1%)で、

コルチゾル、超悪玉コレステロール、酸化LDLコレステロールには変化が認められていません。

 

6週間にわたるポジティブ大作戦でポジティブマインドになれると

人生における満足度が高まり、血糖値が下がり、炎症が抑制されて、心身ともに健康になるということです。

 

妊娠には健康的な免疫システムが必要

ネガティブな感情を多く抱えているほど、生活習慣病は増えます。

逆にメンタルケアによってポジティブ感情をいだけるようになると、こういった生活習慣病が

治るとか軽減するといった事も起こります。体の中でおきる悪い反応はざっくりと言ってしまえば

炎症がもとで病気になります。

女性が抱える子宮内膜症なども炎症の一つですし、不妊の7割の人が抱えるという子宮内膜炎も

炎症の一つ。

精神的な関りによって炎症を鎮静化することができる事は、

精子の受け入れや受精卵の受け入れにも影響しています。妊娠しやすさのために

ストレスのケアはとても大切になる事でしょう。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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