男性の妊活 精子の質に影響するポイントのチェック

なかなか妊娠できない・・・。もしかして不妊症?
男性の方にも原因があるのかも。なかなか相手のことだから、介入しにくい部分ですが、
自分でできるパートナーの不妊症チェックチェック。
チェックしてみることで、医学的な不妊原因以外にも、
なぜ、できにくいのか、不妊に関係する項目をチェックして夫婦で改善していけば、
妊娠に近づくヒントにもなります。
赤ちゃんが欲しいな。そう思われたら、パートナーはどうかな?
チェックしてみてくださいね。
DNA損傷レベルに影響する化学物質はこれだった
最近では、精子の質は精液検査だけでもわからないDNAの損傷レベルだと
いわれてきました。DNAの損傷レベルが高いと、体外受精などをしても
妊娠しないという問題が出ています。
そして、イランの研究では、DNA損傷レベルや男性不妊に影響があったのが
一酸化窒素(NO)の濃度が高いという点だったそうです。
近年、一酸化窒素(NO)は生殖の生物学と生理学を調節する上で重要な役割を果たす分子なのですが、
高濃度になってしまうと、システム、運動性、生存率、代謝などの
人間の精子機能に影響を与えることができることが分かっています。
低濃度では細胞にプラスの効果を持つことができますが、高濃度ではマイナスの効果があるというのです。(1)
高濃度の一酸化窒素は慢性炎症組織から多量に放出されるようになっています。(2)
そのため、一酸化窒素対策としては、炎症反応を防いでいくという点は
非常に重要といえます。
炎症反応レベルを下げるためのポイントはこちら
男性-パートナーチェック 炎症・酸化レベル
仕事量が多く、残業も多い
セックスレスである
セックスの時に最後までいかない
食生活が不規則
お菓子やスイーツ甘いものをよくたべる
子供ができないことで不安や焦りを感じている
過去に下腹部手術を受けたことがある
避妊をしない、またはやめてから2年以上たった
平均睡眠時間が6時間以内
よく腹痛を起こす
便秘・下痢がちである
ストレスを感じやすいタイプ
他人の子供は好きに思えない
子供の話題は避けたいと思う
アトピー性皮膚炎がある
低体温・冷え性である
熱いお風呂やサウナに入ることが多い
パンツはトランクスよりブリーフ
疲れやすい
以上、いかがでしたでしょうか?
パートナーである旦那さん、いくつ当てはまりましたか?
男性不妊症 チェックの診断結果
生活の中に不妊症の原因となるもとが潜んでいます。不妊期間が長い場合は要注意です。
そっと生活を見直したり、夫婦で話し合ったりしていく必要があります。
DNA損傷レベルが高いと不妊治療での効果も期待ができないので、
妊娠を望むのであれは、炎症対策は必須です。
体にかかるストレスや偏った生活が整うようにサポートしてあげて、
男性側の原因を取り除く生活習慣を心がけていきましょう。
特に数が増えるほどハイリスクになっていきます。
気づかないうちに体質が不妊傾向に。
不妊の原因の半分は男性側に原因があるといわれています。
男性のプライドを傷つけないように、プレッシャーをかけてしまうと、
今後の妊活に悪影響でしかなくなってしまいます。
慎重に、でも協力して妊活できる夫婦の関係を作り上げていくことを重点的に進めていきましょう。
妊娠しやすくしていくには
妊娠を望んでいく際に、不妊治療は諸刃の剣でもあります。
適した検査と適した治療方法で治療を受けられれば、妊娠しやすくなるというのもありますが、
ステップアップ治療していっていたり、薬の服用期間が長くなればなるほど
不妊治療期間が長くなってくると、
女性は、ホルモン剤の影響やストレスなどから、
かえって妊娠しにくくなってしまうというリスクもあります。
男性もタイミングや治療に向けて精神的なプレシャーやストレスが
かかるので、性欲減退、セックスレスや勃起障害など二次的な問題を招いてしまう危険性もあります。
妊娠確率を高めるには精子の質を高めることを行っていくことが基本です。
生殖には精神的な影響を大きく受けるので、
リラックスできる性生活を保てるように夫婦ともに関わり続けられるかがとても重要になります。
男性の生殖能力を高められるかどうかは女性にもかかっているので、
妊娠に必要な心身ともに良い状態をつくりあげていくポイントを押さえておきましょう。
参考文献
(1)Study Links High Levels Of Nitric Oxide To Infertility And Sperm DNA Damage European Society for Human Reproduction and Embryology
(2)一酸化窒素(NO)が大腸癌の発生原因であると解明