潜在意識で妊娠する 誘惑に負けないための対策

潜在意識で妊娠する 誘惑に負けないための対策

妊娠しやすくするためには、どうも習慣を変える必要性がある。

という事で、きっと妊娠しやすくするために、

少しでも妊娠率を高めようといろいろ取り組もうかなぁって思っていたり

これはやらない方がいいなぁという習慣を減らしていくことを

考える事はあるでしょう。

でも、実際は、私たちの行動の多くは、無意識の影響を受けるようになっているので

ついつい誘惑に負けてしまったり、周りの環境によって

よくないと分かっていても、ついつい・・・ということも多くなってしまいませんか?

 

妊活では潜在意識の暴走をうまくコントロール

よくない行動を変えたり、よい新しい行動を取り入れていくには、

自分にかかってくる潜在意識の暴走とも言える衝動性に打ち勝てるように

なる必要性があります。

こうしたら妊娠できるという通りの事をちゃんとやれたとしたら、

やっぱり妊娠していきます。でも、思うように変えられなかったり

思うように相手が変わらないというところで結果が出てこない。

そして結構悩むのも妊活でしょう。

 

新しい事を何か始めようとしても、疲れたな・・・面倒だな・・・って

思い出し始めませんか?初めはきっと意気込むけれど、

2ヶ月してきたくらいは最もそんな、いろいろな誘惑にも

負けやすくなってしまう。

「今日だけはやめたい・・・」「今回はさぼりたい・・・」そういった

悪魔のささやきをも乗り越えるとうめくいくのです。

これは、科学的に成功にもっとも欠かせないといわれているセルフコントロール能力でも

あります。

 

つい誘惑に負けてしまうと人はさらにマイナスになる

人は、ついつい1回だけならいいよね、1日だけならいいよねと

続けてきたものを台無しにしてしまう事をしてしまう心理をもっています。

それは、ストレスがかかったときにはどうでもいいや~~となって

しまい、今までの努力とか積み上げてきたものを一気にダメにしてしまうというものです。

 

「どうにでもなれ!効果」については

トロント大学の心理学者でダイエット研究者のジャネット・ポリヴィとC・ピーター・ハーマン

が行った面白い実験があります。

この2人の心理学者は、体重計に細工をしてダイエット中の

被験者の体重が実際よりも2キロほど多く表示されるようにしたのです。

もちろんそれで体重を量った被験者たちは落ち込み、後ろめたさを感じ、自己嫌悪に陥ってしまう

ところが増えてしまった体重を減らそうと決心するどころか、うさ晴らしにやけ食いに走ってしまった

というもの。

 

妊活中では、生理が来てリセットという時が最も危険なタイミング。

妊娠検査薬陰性といったタイミングは、

夫婦仲良くのはずなのに、一気に泣きわめいたり、落ち込んだり、

さらには甘いものもべたり、お酒も飲んで、ジャンキーなものも

赤ちゃんがいないならいいかぁ・・・。また明日から頑張ればって

思うかもしれないということですね・・・。そして行動面では

気をつけてきた行動をひっくり返してしまうくらい、食べたり飲んだり

落ち込んだり、ストレスを抱えたりと大爆発してしまいかねません。

さらに、罪悪感や自己嫌悪にまでなってしまう。

 

どうにでもなれ!となるとメンタルもダメになる

「一度失敗するともっとダメになりたくなる」というのが

ニューヨーク市立大学とピッツバーグ大学の心理学者と依存症研究者の実験で言われています。

18~55歳の成人144名に携帯情報端末を配布して、飲酒記録をつけてもらったら、

毎朝8時にシステムにログインして、前の晩の飲酒についてどう感じているかを記録してもらう

この実験で研究者が知りたいと思っていたのは「参加者が飲みすぎてしまった翌朝にどう感じているか」

もちろん前の晩に飲みすぎてしまった人たちは、ひどい気分で目を覚ますことになる

二日酔いによる頭痛や吐き気だけでなく、

多くの人は飲みすぎたことに後ろめたさを感じて恥ずかしく思っていたと記録されているのです。

そして、実験の記録によると、前の晩に飲みすぎたせいでひどく落ち込んだ人ほど、

その日の夜もまた翌日の夜もまた飲みすぎていたらしいのです。

それは自分ってダメだなとか、罪悪感を感じる事によっておこってしまうのだとか。

 

頑張っているのに、成果が出ない!おかしいと思いながら、

無意識下に働いてくるストレスがかかった場面での、

どうにでもなれ効果は、今までの頑張りとはむしろ逆に人の行動を変えてしまうのです。

 

やっているのに、効果が出てこないと感じるのは、意外にもこの影響も大きいもの。

でも、ついつらい時は、どうにでもなれ~~~って思いにもなってしまうかも。

でも、ここでセルフコントロール能力が高いと何が起きるかといえば、

やっぱりどんな時も、自分の目標に向かう行動を冷静にとり続けることができる。

そして、マイナスよりはやはりプラスの結果につなげていかれるわけですね。

なので、セルフコントロール能力って大事です。

つまり、潜在意識が暴走すると、コントロールを失いやすいという事です。

 

セルフコントロール能力を高める対策

自分をちゃんと冷静にコントロールできるようにしていくには、

意外にもこの対策をしているといいかもという、テキサスクリスチャン大学の研究を

ご紹介します。(1

研究では159人の学生を対象に二日間だけ炎症を起こしやすい食事や行動を止めてもらいました。

二日間だけ炎症の原因になることを避けてもらい、

その前後で全員のセルフコントロール能力を測るという事をしています。

さらに、全員の血液を採取し体内の炎症レベルも測定しました。

つまり、炎症を避けるような行動をたった二日間であっても、

体内の炎症レベルに応じてセルフコントロール能力は変わるのかということを調査しています。

結果では、わずか2日でも、体内の炎症レベルが高い人ほど

物事を衝動的に決断してしまうことや後で後悔するような選択を

しやすくなるということが分かり、

目先の誘惑にも負けやすくなってしまいことも体内の炎症と関係していたというのです。

さらに、自分が欲しいと思っているものを先延ばしすることも苦手です。

妊活では、やっぱり妊娠しやすくするライフスタイルに変える事、

っしてやるべきことは早くに行動、そして誘惑や妊娠率を下げてしまう。

欲しいものやご褒美は後回しにできることで妊活も成功に!

自分をコントロールする事が出来れば成功する。

体内に炎症が起きるとどうも妊活成功に潜在意識は炎症で暴走してしまう。

そして、重要なセルフコントロール能力が低くなってしまうという事ですね。

 

炎症対策でセルフコントロール能力もアップ

炎症対策を重点的にすることで、

セルフコントロール能力を高めにし自分にとって必要な行動を

とれるようになっていく。でも炎症が高いとどうしても

誘惑にも弱くなるし、衝動にもやられてしまうみたい。

せっかくの頑張りがうまく発揮できないというのはやっぱり残念ですよね。

 

頑張ってきた分、ちゃんと妊娠反応陽性につながるようにしたい。

そのためには、まずは妊活も成功法則に乗ってみよう!

生理が来た、妊娠反応が陰性だったというときほどやはりこの心理に

やられやすくもなるから、まずは炎症対策から取り掛かりましょう。

炎症って体や心の危機を表すものなんだよ。進化心理学でも、

体が炎症を起こした時には、目の前の誘惑に手を出すことで人類は生き残ってきたという

歴史があるんですね。

きっと、ついつい誘惑にまけてしまっているとしたら、ダメージが大きいくらい

あなたが辛い危機状態だという事。

わかってはいるけれどやめられない、押さえられないというのはあなたの危機サインだよ。

 

 

炎症そのもの不妊のもとにもなっているので悪循環になるのかもしれません。

こちらをチェック↓↓↓

炎症反応が最も卵子を劣化させる!妊娠しやすくストレスケアを

 

参考文献

(1)Psychology, Medicine Published in Scientific Reports 2019 DOI:10.1038/s41598-019-41437-1

Inflammation Predicts Decision-Making Characterized by Impulsivity, Present Focus, and an Inability to Delay Gratification

スタンフォードの自分を変える教室

成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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