甘いものがやめられない原因?妊活中に気をつける事

妊娠を望む場合、卵巣機能を維持してメンテナンスしておきたいですよね。
最近、私が思うのは、妊娠力は高めるものではなく、メンテナンスして維持するものなのだという事。
メンテナンスしていなくては自然と下がってしまうものなのです。なので妊娠力は高めるというよりも下げさせないという方が、正しいのかもしれないと思います。
糖質のとり過ぎは、卵巣機能低下につながってしまいます。
なので、お菓子やスイーツは気をつけているのでは?でも、ストレスが溜まってきたときほど、甘いものがやめられない、食べ過ぎちゃうという事もあるのではないでしょうか?
甘いものがやめられない原因と、妊活中の糖とのお付き合いの仕方をみていきましょう。
甘いものがやめられないのは腸内環境に問題が?
甘いものがやめられないという場合は、腸内環境に問題があるといった研究があります。(1)
甘いものをこのみ、その食欲は腸からの影響をうけているのでは?ということです。コロンビア大学のマウス実験からの結果です。
「人工甘味料入りの水」と「砂糖水」の2つを用意して、マウスに自由に飲んでもらい、迷走神経の活動をモニターして、腸から脳にどのような情報が伝わるかを調べています。
例えば、人間が舌の味覚だけで砂糖を検知してるなら、人工甘味料で脳をダマし、甘いものを制御できるはずです。しかし、舌のほかにも糖分を検知するメカニズムがあったら、マウスは人工甘味料よりも砂糖を選ぶのではという仮説から、研究されています。
その結果、
・人工甘味料よりも、砂糖水の方を多く飲む傾向がある
・舌の甘味センサーを削除しても、ネズミは砂糖水を好んだ
・消化管に糖があるときに作動するセンサーから脳に直接信号を送っていた
・腸と脳の回路を抑制したら、マウスの砂糖好きがなくなった
という結果でした。
人工甘味料でごまかそうとしてもダメですね。しっかりと腸の中にも甘味センサーはあって働いているため、脳と腸の方を何とかしないと、甘いものの食べ過ぎは避けられないという感じでしょう。
砂糖類は適度に
妊娠率を高めた食事療法では、砂糖は控えめにという事です。その目安として週に2回以下程度のお菓子が適切とされる地中海式の食事療法もあります。また、WHOでは砂糖の摂取についてのガイドラインとしては、ハチミツ、メープルシロップ、フルーツジュースなどにふくまれる砂糖類など、総摂取カロリーの5%にとどめるといった内容です。(1日2,000kcalの場合は、約25gほど)
できるだけ減らし、どうしても食べたい場合は25gまでを目安にしてみましょう。
また、ジャンクフードなどを食べたり、ストレスで腸内環境が悪化すると甘いものの食べ過ぎに歯止めがきかなくなってしまうので、腸内環境をと整え、ストレスケアも大切にしておきましょう。