全粒穀物(玄米全粒パン)で子宮内膜ふっくら?妊活食べ物 |

全粒穀物(玄米全粒パン)で子宮内膜ふっくら?妊活食べ物

トーストパン

どんな形であなたは糖質を摂取していますか?もっとも危険なのは、

精製された小麦を使った市販のパンやお菓子など。

一方、精製されていない穀物である、

全粒粉だと子宮内膜もふっくらになっていく傾向かがあるようです。

 

今注目されているのは地中海式食事療法

卵子と精子の質が妊娠のカギを握っているといわれています。その生殖細胞にとって、

老化の原因になっているのが、炎症反応・酸化・糖化などです。

これらをいかに食い止めていくかが妊娠しやすさのポイントになっています。

そのため注目されているのが地中海式食事療法です。

この地中海式食事療法では、全粒粉の小麦を使ったパスタやパンにも

抗炎症作用・抗酸化・高血糖からくるインスリン抵抗性の改善に役立つといわれています。

全粒粉は小麦粉の一種で、小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしています。

胚乳だけを用いる通常の小麦粉と比べ栄養価が高く、食物繊維、抗酸化物質、ビタミン、

ミネラル、リグナン、フェノール類を含み、心血管疾患、癌、糖尿病、

肥満のリスクを低下させることが研究などでも知られています。

 

全粒粉は子宮内膜を厚くし、着床率・妊娠率を高めてくれる

糖尿病やインスリン抵抗性(糖尿病予備軍)は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や

不育症のリスク因子であることが知られていて、全粒粉は妊娠率改善に役立つのではと考えられ、

研究が行われています。そして、アメリカの研究(1)では、

全粒粉摂取が子宮内膜厚を増加させること、着床率と生産率を増加させることを示しています。

273名の女性で438周期の体外受精を行い、全粒粉摂取と妊娠成績の関係について調べた研究では、

全粒粉摂取の中央値は1日34.2g(1.2回摂取)で、より多く全粒粉を摂取しているほど、

着床率と生産率が増加しています。全粒粉の摂取量をもとに4つのグループ分けをしています。

生産率は最も摂取量が少ないグループでは(1日21.4g未満)35%、

それに対し、最もたくさん摂取したグループでは(1日52.4g以上)53%と随分差が開きました。

何がおおきく影響した方、体外受精実施の際の要因と全粒粉摂取の関連を調べたら、

胚移植時の子宮内膜厚のみに違いがでていたのです。

1日に28g摂取し摂取量が増加に伴い、子宮内膜の厚さは0.4mm増加するといった傾向です。

 

グルテンは不妊に影響する?

ただ、全粒粉だからといって安心できないのがパンです。

グルテンフリーという言葉を聞いたことがありますか?

グルテンはパンなど小麦の中に含まれるのですが、

子宮内膜症や、骨盤痛との関連もいわれています。(2

もともと日本ではお米を食べる文化がありますよね。

全粒粉なら安心とばかりに食べるわけにもいかないかもしれません。

特にセリアック病のようにグルテンに対し対応できないという

場合は、それが不妊リスクになってしまうかもしれません。

特に原因不明不妊の場合は、セリアック病の人は普通の人の6倍の

診断を受けています。(3)

炭水化物は、全粒粉ならなんでもOKとばかりにはいかない

可能性があります。小麦中心より、お米やイモ類を中心に

すすめていきましょう。

グルテンは、老化のもと炎症を引き起こすものとしても知られています(4

 

パンなど小麦のグルテンが体の不調を起こす

アメリカ国立衛生研究所の論文(4)では参加者は小麦や

グルテンアレルギーを持たない健康な男女が59名に、

ランダムに5グラムのグルテンかお米のデンプンを飲んでもらったら

グルテンを飲んだグループは、1週間後にこんな不調を期待しました。

  • 腸に痛みをおぼえた
  • お腹の膨満感があらわれた
  • 頭がボンヤリし始めた
  • 軽いうつ症状があらわれた
  • 胃潰瘍ができた

 

炎症反応の始まりです。

炎症と不妊は随分関係があるので、全粒粉ならなんでも安心は

危険かもしれません。

 

排卵までの子宮内膜の厚さや妊娠率に直結

エストロゲンの分泌に伴って、子宮内膜は厚くなっていきますが、

その際に厚くなるほど妊娠率が高まる傾向はあります。

なかなか子宮内膜が厚くならないという場合は、エストロゲンの分泌や

それに対するホルモンの反応がうまくできないという点もあるため、

食事にも気をつけながら、妊活を進めていきましょう。

 

全粒粉というとここでは全粒粉パスタ・全粒粉小麦のパンとなっています。

日本では玄米というところになりますが、玄米の摂取には栄養をブロックしてしまう

キレート作用が働いてしまうので、注意も必要です。

白米を野菜や海藻類など食物繊維を含むような

おかずとともに食べるような食べ方をしていくのも良いのでは。

 

まずは、精製された小麦の使用は避けるという事から取り組んでいきましょう。

特にパンやケーキ、ホットケーキ、市販のパンやお菓子・加工食品などは特に要注意です。

妊活中はできるだけ避けたいNG食品もあるので食べていいもの、

食べない方が良いものも知っておくといいですね。

 

不妊症に関係?妊活中に食べてはいけないNG食べ物まとめ

 

全粒穀物はアメリカガイドラインでも妊活に推奨

出生率を高める食事として、エビデンスが一貫性があるものとして、

全粒穀物、野菜、果物、魚、ナッツ類は大量摂取が推奨されています。

そのため、全粒穀物は、妊娠率だけでなく、出生率も高めてくれる

食べ物としても力強いサポートをしてくれます。(5

全粒穀物には、野菜や果物が含まれ、とくにイモ類などもちゃんと

摂取してあげましょう。

全粒穀物としては、玄米や、全粒粉パンもあります。

ただ、玄米や全粒パンにも注意が必要で、妊活中はどういった

主食がより良いのか考えたいと思います。

 

工業用ベーカリーなどのパン摂取は不妊リスクを高めていたので、

全粒粉なら安心とばかりも言えません。(6)けっこうトランス脂肪酸や、

添加物なども入ってしまいます。

 

玄米は意外にも逆効果になるリスクも

全粒穀物となると、白米より、玄米の方がよいのでは?と

なるかと思います。

通常では、炎症を減らしてくれる玄米。(7

ただ、玄米には小麦やグルテンと同じように

定期的に摂取していると、もともと腸に炎症があるケースや

リーキーガットといって腸のバリアに穴が開いている人には

有効ではないようです。かえって逆効果に。(8

とくに腸に炎症がある人はかえって食物繊維で消化が悪くなり、

炎症が悪化してしまうのです。

玄米にはヒ素が含まれる量が増えているという問題もでています。(9

玄米には栄養のキレート作用もあるので、他の栄養を取り込む妨げになる

部分もあります。

 

妊活においての全粒穀物摂取のポイント

全粒穀物はポイントですが、ご飯は毎回玄米というよりは、

白米も混ぜたり、ジャガイモ、サツマイモ、野菜、果物を

たっぷりとるようにして、精製された糖(砂糖や小麦)

をとらないというのもポイントです。

特に砂糖から断っていくのと、パン・お菓子から手放していきましょう。

そして、玄米や全粒小麦のものを食べているから安心という事も

なく、食事では他の栄養素とのバランスがとっても大事です。

 

 

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参考文献

2016 Jun;105(6):1503-1510.e4. doi: 10.1016/j.fertnstert.2016.02.015. Epub 2016 Feb 28.

Maternal whole grain intake and outcomes of in vitro fertilization.

(2)What Research Says About How Gluten May Be Impacting Your Fertility

(3)Singh P, Arora S, Lal S, Strand TA, Makharia GK. Celiac Disease in Women With Infertility: A Meta-Analysis. J Clin Gastroenterol. 2016;50(1):33-9. doi:10.1097/MCG.0000000000000285

(4) 2015 Sep;13(9):1604-12.e3. doi: 10.1016/j.cgh.2015.01.029. Epub 2015 Feb 19.Small Amounts of Gluten in Subjects With Suspected Nonceliac Gluten Sensitivity: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Cross-Over Trial.

(5). 2018; 6: 211.Published online 2018 Jul 31. doi: 10.3389/fpubh.2018.00211

(6) 2011 Nov;96(5):1149-53. doi: 10.1016/j.fertnstert.2011.08.034. Epub 2011 Sep 22.Dietary patterns and difficulty conceiving: a nested case-control study.

(7) 2017 Dec 13;8(12):4630-4643. doi: 10.1039/c7fo00305f.Brown rice and retrograded brown rice alleviate inflammatory response in dextran sulfate sodium (DSS)-induced colitis mice.

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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