妊活やる気しない 保てないモチベーション…どうしたらいい?
妊活のモチベーションが保てない…
やる気がしない、頑張り続けるのに疲れてしまう…
そういったお悩みがあるでしょう。
モチベーションが保てない原因と、
この状態を回避していくための方法についてご紹介していきます。
心からの疲れたよのサインです。
モチベーションが上がらない。
いままで頑張りすぎて、心が疲れてしまっていませんか?
体も、すっごく疲れているときには、どれだけ頑張ろうとしても
ムリして動かし続けたらへとへとになって病気になってしまいます。
心も同じです。
頑張りすぎ、無理しすぎ、嫌でも絶えないと・・・
それを続けていたら、心もへとへとでやる気は出ては来られません。
心からの疲れたよのサインとして、まずは、受け止めてあげましょう。
妊娠できないつらさは、結婚生活そのものや毎日の生活の楽しさ
質などをも曇らせて、満たされなさにもつながってしまうものです。
それが、妊活をしていくための態度などにも負に働いてしまう点は
しかたがない部分もあります。(1)
妊活のモチベーションが保てない原因
頑張らないと、何とかしないとと気持ちが焦っているほど、
焦る気持ちと実際にすることに対しての気重さで憂鬱感は
増してしまうかも。とくに、タイミング合わせについて指示を受け始めると
なおのこと憂鬱にも感じてしまいますよね。
憂鬱な事をしつづけるのは疲れちゃう。
妊活をしていると、子どもができない人生最大の悩みに直面します。
不妊のストレスは、配偶者の死や子供の死と同じくらいの
ストレス度になってしまうともいわれているので、
精神的にもつらいなかで頑張り続けるのは、どうしても
モチベーションが保てなくなってしまうのは、あなただけではないでしょう。
妊活はがんばらないと、耐えないと、きっちりしないと!
そう思うほど苦しいですし、不妊治療を始めるとそのストレス度は
さらに高まるとも言われています。
一度、自分の心の声を聴いてみましょう。
きっとこんな口癖が増えしまってはいませんか?
「~しないと」「~しなければ」「頑張ろう」「あ~やだな」「疲れたな」
ストレスで心が疲れてしまうからこそ、心のケアもしながら、
モチベーションと少しづつ高めていきましょう。
研究からわかったモチベーションの高め方
たった数分で、38%もやる気が高まり、しかも成果まで高まってしまうという
モチベーション研究からのご紹介です。
モチベーション研究で有名な、アイエレット・フィッシュバック氏の調査で分かった
シカゴ大学の研究(2)では、自分のモチベーションを上げたいのであれば、
モチベーションを高めるにはどうしたらいいの?と人に聞くよりも、
やる気がなくて困っている他者に対して自分だったらどのように
アドバイスするかということを考えることだというのです。
やる気を高めていくには、アドバイスをもらうのではなく他者にアドバイスをするという事です。
なので、自分がやる気がなくなっていたら、
同じような事で悩んでいる人に、アドバイスするようにしていくことですし、
夫が妊活に積極的ではなく、どうもやる気がおきていないという事であれば、
夫にアドバイスを求めて、自分が妊娠しやすくするにはこうして、ああしてという助言は
しないようにすることになります。
のアンジェラ・ダックワース氏もこの研究には携わっていて、
私たちが何かをやり遂げたい、願いを叶えたい、
そんな時はもちろん気持ち・メンタルも
大切ですよね。研究者のコメントとしては、
他人にアドバイスをあげようとすると
自分の頭の中でどういう行動を取るべきなのかとかそのために
何をすればいいのかということを考え
そして自分のモチベーションがあがり、
さらに成果まで伴っていくようになるという事です。
モチベーション研究では38%もやる気がアップ
この研究の内容を少しご紹介します。
318人の学生を2つのグループに分けています。
片方のグループにはやる気のない下級生や後輩にアドバイスをする手紙を書いてもらい、
もう片方のグループには自分の先生からモチベーションを上げるにはどうすればいいのかという
アドバイスを手紙でもらうという実験です。
グループも週に1回の実験のセッションに参加してもらい3週間ほど介入を行い勉強量を測定して、
2つのグループの実際の勉強量を比較をしています。
結果としては、後輩にアドバイスをしていたグループの方が
38%も多く勉強したということになります。
これはただ、モチベーションが高まったというだけでなく
実際の勉強量が38%も多く行動そして
成果につながっていくということです。
週に1回アドバイスを誰かにするだけで自分の
モチベーションが継続的に上がったという事です。
こういった研究は勉強だけでなく、ダイエットな就職試験などでも行われているので、
頼るより、頼られ、自分が考えてアドバイスした方がその人のモチベーションは高まり
さらには行動を変え、成果につながっていくのですからすごいですよね。
研究からわかった 思い描くことと実行意図の大切さ
ただ、漠然と勉強しなくてはとか本を読まなくてはとか行動しなくてはと考えている場合は
どこから手をつけていいのかが分からないとなってしまって、
なかなか行動できなくなってしまいがちです。
妊活では情報収集をしていると妊娠しやすくなるには
という点できりが無くなってしまって、いったい何をしたらいいのかもはや
わからなくなってしまう事も多々あるかもしれません。
やっているのに妊娠しないとなってしまうと、これから先、どうしていったらいいのか、
具体的な行動が頭の中のイメージとして、組み立てられなくなってしまっている状態に・・・。
そのためどこからてをつけていいのかわからない・何をしたらいいのかわからないと
いった状態になってしまい、行動に繋がらないという悪循環で、
なんだか不安で悩んでいるのに結果がでないとなります。
でも、この研究のようにアドバイスを似たような悩みを抱えている他者に与えるということを
すると、自分だったらどうするかとかどうすればうまくいくのかということを考え、
頭の中でイメージが出来上がっていくため、それだけでもモチベーションが高まり、
一歩進んだ状態で妊活の再スタートすることができるということなのです。
モチベーションを高め行動につなげ成果を出すという過程の中には、
具体的な行動をイメージして思い描くということと、
さらに実行意図というモチベーションアップに欠かせない
要素が刺激されるため、アドバイスをすることには
モチベーション効果があるのではないかとされているのです。
妊活モチベーションを高めるには
内側から沸き起こる「本物」でないとこのモチベーションは続かないからです。
「したいこと」をするという選択です。
子どものころに、夢中になって遊んで、時間がたつのも忘れていた・・・
そんな経験はどなたもおもちでしょう。
好きな事、本気でやりたいことに向き合っているときは、こういう状態を今でも引き起こせるはずです。
やりたくもない事、嫌だけど妊活のためにはと頑張りすぎると失敗のもと。
原因は充足感がなく、嫌々憂鬱なことを選択しては、行動してしまうから。
日々、不安に襲われるのではなく、自分の手に入れていたい未来を
思い描くイメージを大切に、日々の習慣を大切にしていくことです。
嫌々、仕方なく、我慢さえすれば・・・、自分さえがんばれば、
それは、やはり一番大切にすべき自分自身を
一番大切にしていないという事になってしまいます。
もとがんばらないと、もっともっとと自分に不足を感じて
鞭をうってしまっているかもしれませんし、
妊娠できなかった自分にダメだしをしているかもしれません。
楽しいとか面白いとか、自分がしたいと思える直感や感覚を
大事にしながら生活をおくり、妊活はその一部にする感じが
できたら理想なのかもしれません。
モチベーションを上げていくには?
今の自分の生活において、赤ちゃんさえいてくれれば満足
赤ちゃんさえいれば幸せを感じられる、感動の日々を生きられる
そう思ってしまいがちです。私もそうでしたし。
でも、ちょっと冷静に考えてみると、自分の中にある大事な価値感は赤ちゃんがいるかどうか
だけでもないなとも思えます。
妊娠したいのにできないという状況は、どうしても赤ちゃんが欲しいという気持ちに
こだわってしまいますよね。
妊娠、赤ちゃん、子どもに強くフォーカスしているから、
視野が狭まり、他のものが一切見えなくなってしまって、
赤ちゃんがいない毎日が楽しめない、憂鬱、悲しい、不幸せってなっていましたもの。
また、妊娠するには、嫌々でも仕方ない。我慢するしかない。頑張るしかない。
そうして、本当に大事にすべき自分自身の心を置いてけぼりにしてしまっているのです。
もちろん私も、ほしい!欲しい!いいなぁいいなぁ…うらやましいなぁ…
って思ってはいたりしました。
でも、赤ちゃんのことを意識しないでおこうとしても、
やはり余計に意識しすぎてしまうという結果につながっていました。
自分の日々、人生の目的が「赤ちゃん」だけ、欲しい欲しいに執着していることが
問題だったといえます。
自分の心のエネルギーの向きを変え取り組みに挑戦しました。
これは心理学者ミハイがが提唱した人が何かに没頭して時間が過ぎ去るのさえ
忘れてしまう純粋な快楽状態「フロー」を作り出すことです。
やる気を高め能力をいかすことができるフロー状態
この「フロー」の状態にあるとき、人はすごく充足感や満足感を得られるといわれています。(3)
フロー状態になるほど物事はうまくいくような流れになっていて、
フロー状態の人ほど、お金がある、健康である、人生に満足しているとも言われています。
このフロー状態って妊活中にも絶対に欲しい精神状態。
人の価値判断って優先順位があると思います。
「家族」・「仕事」・「趣味」・「お金」・「人間関係」・「健康」
どれをとっても人生においては大事なものなのですが、
赤ちゃんや妊活に力が入って、偏りが出始めると、
案外大事な人間関係や自分の健康の部分が後回しにされていることにきづきます。
妊活をしていると、頑張り過ぎたり、子どもが欲しいと思いすぎたりし過ぎると
何だか子宝運まで逃げていってしまうかのようですよね。
人間関係もギクシャクしたり、友達と疎遠になったり、
義理のご両親との関係が円満ではなくなっていったり。
パートナーとの関係もなんとなくギクシャク、ピリピリ、イライラしたり。
なので妊活に躓いた私は、これらの価値観のなかで、案外優先順位を下にしてしまっていた、
人間関係や、健康という部分もすごく大切にするようにしました。
そして、赤ちゃんさえ授かれれば幸せから、赤ちゃんがいなくても幸せ
赤ちゃんさえいれば充実から、赤ちゃんがいなくても充実した日々を過ごすといったように変えたのです。
モチベーションが上がらない・・・そんな時は、心からの疲れたよのサインです。
自分自身の心や体のこと、自分自身が、
本当に心から大切にできていたか立ち止まって考えてみて欲しいのサインです。
自分の心の中に充足感であふれていくと、妙な不安や焦りも落ち着き、
冷静に何に取り組んだらいいのかがはっきりし、行動にうつせるようになります。
今、自分にとって必要な妊活がいったい何なのかはっきりさせて取り組めば自然とやる気があふれ
モチベーションはアップしやすいのではないでしょうか。
自分への思いやりトレーニングで妊娠率が高まる⇒こちら
やる気を高めやすい性格 難しい性格
フロー状態、何かに夢中になって取り組める集中力の高さみたいなものですが、
このフロー状態にあると人生において満足度が高まり幸福感に包まれて生活することができます。
でもこのフロー状態にはなりやすい人となりにくい人がいると言います。
それは性格診断ビッグ5でいうところの誠実性や、神経症傾向などで関連があります。(4)
これは、誠実性が高い人ほどフロー状態に入りやすく、逆に
神経症傾向な人はフロー状態に入りにくいというものです。
さらに、その他の性格はフロー状態とは関係がないといわれています。
まじめにコツコツ地道だけれど積み上げられる人ほどフロー状態を作り、
逆に神経症傾向がある人は心の中でも状態がいつも不安定なため、物事への集中が
途切れてしまうのだとか・・・。
妊活中のモチベーションを高める際には精神的に安定させることが最重要になります。
不安を抱えていたり焦っているのも好ましくはありませんし、期待と不安、喜びと落胆など
不安定な精神状態を繰り返すのもよくはありません。
でもそうはいっても、なかなかうまくいかないですよね。
そのため妊活中は精神的な安定性を得られるようにメンタルケアを重要視してほしいです。
そして、誠実性を高めて取り組んでいきましょう。それが妊娠への近道であり、
やる気がしなくて、もうこんな妊活嫌だなぁ・・・・って不妊期間を延ばすのを減らしていきましょう。
妊活の結果に執着するとモチベーションは低下
妊娠したい、子どもが欲しいと思いすぎると、日々の生活のでもなんでも
妊活の事ばかり考えて行動してしまいがち。そうなるとちょっとしたお風呂に入るとか
食事をするということすらもなんだか全て味気なく感じられるように感じてしまいます。
それは目的をハッキリと掲げ過ぎた結果、心理的な悪影響がでているから。
妊活をしていると、どうしても妊娠できたかどうかが最大の注目点に
なってしまいます。
でも、毎日や人生の目標がそこだけが大事となりすぎてしまい
妊娠するかしないかにこだわると、妊娠できないことに不安を強く感じて、
しまうようにもなってしまいます。
不妊で苦痛を感じる点は、特に「不安」という点が大きいといわれています。(5)
そして、その苦痛が大きいほど、卵母細胞、受精に悪影響、
妊娠と出生率生殖医療の下成果と関連しているので、そこも改善させて
行く必要性がでてきます(6)
精神的に不安定になってなにかと気持ちがそわそわして、
常に考え事をしてしまいまい、ストレスフルに、
そして、モチベーションは下がってしまうのです。
まとめ
妊活中はうまくいく心理的に効果的な目標意識をもっていないと不安が増えすぎて
やる気はそがれてしまうのですが、不妊という問題は
悪循環がおこりやすく、難しくなってしまいます。
精神的にストレス度を軽減するようなケアの必要性が言われています。
ひとりで抱え込まずに、カウンセリングや相談などで支えられながら、
妊活をすすめていきましょう。妊娠前からのストレス度が
更なるやる気喪失と、妊活の行動にも負に働いて結果がでにくくも
なってしまいます。
他にも心理学を応用したモチベーションの高め方↓↓↓
参考文献
(1)Published: Lifestyle and fertility: the influence of stress and quality of life on female fertility
(2)Dear Abby: Should I Give Advice or Receive It? First Published October 3, 2018
(3)Personality and Individual Differences Volume 52, Issue 2, January 2012, Pages 167-172
(4)Journal of Happiness Studies , Volume 11, Issue 2, pp 205–223 | Cite as
(6)Fertil Steril. 2011 Jun;95(7):2184-9. doi: 10.1016/j.fertnstert.2010.06.078. Epub 2010 Aug 5.Stress reduces conception probabilities across the fertile window: evidence in support of