不妊治療・体外受精・顕微授精を何回しても妊娠できない原因

不妊治療・体外受精を何回しても妊娠できないなぜ?

検査不妊治療

不妊治療をいて、人工授精もして、体外受精もして、何回も何回も治療を受けてきたのに

こどもができないと悩まれる方も実はたくさんいます。

治療を何回受けていても妊娠できないそう思っている方もいるでしょう。

いったい体外受精でも妊娠しやすさの割合確率っていったい

どれくらいなのかを研究を参考に見ていきましょう。

 

体外受精での累積妊娠率ってどれくらい?

体外受精(IVF)は不妊治療のステップアップで進んだ最後の砦として

かなりの期待がかかる治療です。一方で、その期待に対して結果が

出ない事はものすごい精神的なつらさを体験して不安と期待、喪失感とで

打ちのめされやすくもなってしまってもいます。

体外受精での累積妊娠率について研究を参考にどれくらいなのかを

みてみましょう。これだけ期待のかかる治療をしているのに、どうして妊娠

できないの?そう疑問にも思ってしまうかもしれませんが、

体外受精であっても、その妊娠率は以下のようです。

年齢ごと体外受精での累積妊娠率

2003年から2010年の間に257 398 IVF卵巣刺激サイクルを受け、

2012年6月まで追跡された156 947人のイギリスの前向き研究より。(1

年齢は中央値が35歳・範囲は18歳から55歳

全ての年齢においての、初めのサイクルの出生率は29.5%

そして4サイクル目まで20%を維持しました。

累積妊娠率は9サイクル目まで増加し65.3%でしたが、

出生については6サイクル目まででした。

年齢部分を気にせず、全体的にみると、6回まで体外受精をし続ければ

65.3%の妊娠率で産める可能性を残すという感じです。

体外受精を6回して、それでも妊娠は6割で4割は難しいという割合です。

 

39歳までの体外受精 累積妊娠率

ただ、細かい年齢ごとの内訳をみてみると、

40歳未満では、最初のサイクルの出生率は32.3%、4番目のサイクルまで20%。

もっとも妊娠しやすいのは初めの回目、それでもそ後4回目までは

妊娠率を比較的高めにキープできています。

6サイクルで累積妊娠率が68.4%です。

 

40歳から42歳の体外受精 累積妊娠率

40歳から42歳の女性の場合、最初のサイクルの出生率は12.3%で、

6サイクルで累積妊娠率31.5%と、6回しても3割が妊娠で

7割の人は結果を出せないのです。

 

42歳以上の体外受精 妊娠率

42歳以上の女性では、各サイクル内のすべての割合は4%でした。

さらに流産率もたかまるため、高齢だからこそ、体外受精を

急ぎ、そして何度もうけつづければよいという治療でもありません。

 

不妊治療の体外受精であっても、6サイクル行ったとしても

年齢にもよりますが、4割から7割以上が妊娠できないという治療法です。

 

不妊治療しているのにどうして妊娠しないの?

不妊治療をしているのに、妊娠しない。そう悩まれていませんか?

不妊症になっているのは、本当は、人それぞれ違う原因がいくつかあり、

そこが影響しているという現実があります。

不妊治療が行う部分はあくまでも受精という部分が大きいわけです。

人工授精などでは治療の工程で精子の寿命が縮み妊娠しにくくなるなど色々あります。

あくまで不妊治療は受精をさせていくための治療として捉ていた方がよいでしょう。

そして、治療は長期化させても妊娠しにくくなり、

2年以上治療をして妊娠していないご夫婦はその後治療を続けても子供を授かっていない

という統計もあります。

過剰刺激で排卵を繰り返すと、卵子は老化してしまう。(2

マウスを使っての研究では、原始卵胞のためておかれた量が減って

しまい、抗ミュラー管ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの

濃度とともに減少してしまったのです。

繰り返し過剰排卵にさらされたマウス(10サイクル)は、

受精率と繁殖力の明らかな減少を示していて

人でも何度も繰り返せばよいというものでもありません。

排卵のための刺激は、タイミング療法の時から行っていたら、

ステップアップしている間にもどんどん影響を受けてしまいます。

まして、転院などを繰り返して、何度も何度もトライというのも、

メリット・デメリットを持ち合わせてしまいますね。

長期化すれば心身ともに疲労し健康的ではいられなくなってしまったり、

性生活がレス化するなど子供ができにくい条件も整ってしまい案外本末転倒になりかねないのです。

 

子どもができない原因とは

人それぞれ、10人いれば、10人分の原因があるのです。

そこを素通りして、原因ではない部分の治療ばかり進めても、結果がでないのも最もでしょう。

それでも、妊娠していかれない1番の原因は細胞の質、劣化具合です。

卵子と精子の質がいい状態である事が大切です。

その細胞の質を高めるための関りができていないことが原因なのです。

そのために酸化と炎症を抑えておいてあげる取り組みをしていきましょう。

そして、この部分は不妊治療では改善が難しい部分になります。

細胞を劣化させない、老化させないという部分は自分で取り組み、

できるだけいい状態を作ってあげる事に尽きる部分です。

 

卵子や精子の質を高める取り組みができているか

タイミングを合わせれば、受精さえさせれば、採卵さえできれば

そう思ってしまっていきがちですが、

一番大事なのは細胞の質を高めることです。

 

でも本当の問題から目を背けて、

別の方法で何とか受精させよう、くっつけようとすることに必死になって

成果を得られないままで困り続けてしまっています。

不妊治療という、単純に卵子と精子との、細胞同士の距離を縮めても

解決や快方に向かわない部分があるのです。

 

そこは、不妊治療では一切アプローチできない部分です。

不妊治療の現場では、一切かかわれない部分に対して、

必死に治療し続けて、

結果が出ないというのは、どうしても仕方がない部分です。

 

治療によってセックスがレス化

また、不妊治療を開始すると、義務的なセックスから解放されるとばかりに

本格的なレスになるご夫婦も多く

妊娠において、病院に細胞の質を高めていく過程すら預けてしまう方も多いのです。

 

そして、子どもが欲しい、妊娠できない、おかしい。

なんで?どうして?そう思われましたら、

ステップダウン、そして不妊症に影響を与えている別の要因へのアプローチをしましょう。

特に40代での妊娠率は体外受精と、自然妊娠とそう変わらない

割合になっていきます。

 

参考文献

(1)Live-Birth Rate Associated With Repeat In Vitro Fertilization Treatment Cycles

ArticleinJAMA The Journal of the American Medical Association 314(24):2654-2662 · December 2015 with 40 Reads

(2)Repeated superovulation increases the risk of osteoporosis and cardiovascular diseases by accelerating ovarian aging in mice

Article (PDF Available)inAging 10(5) · May 2018 with 67 Reads

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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