ネガティブ感情とポジティブ感情どちらを多くもっているでしょう。

潜在意識で妊娠できる人にはこんな特徴があります。

ネガティブとポジティブの割合が適正であるという点です。

人なので、ネガティブな感情を持つときだってあります。

またポジティブになれるときもありますよね。

でも、妊活ストレスを強く感じているときは感情のコントロールが効きにくくなり、

鬱々とよりしてしまったりネガティブループから抜け出しにくくもなってしまう事も

あるでしょう。

ストレスは不妊の敵です。メンタルヘルスは妊娠しやすい心と体作りに欠かせないものです。

ネガティブ感情とポジティブ感情の割合を適正にしていくにはどうしたらいいかということを

科学的にみていきましょう。

不安が多いと妊活のためのよき行いができない

ネガティブな感情を多く抱えているだけで、ストレス度はたかまってしまい

それだけでも妊娠しにくくなってしまいます。ネガティブな感情を多く持っていると

不思議と楽しむことや幸せに感じる事も減っていってしまいます。

夫婦間でも喧嘩したり魅力を感じあって仲良く生活することも難しくなってしまいかねません。

一緒にいると安心できるというよりはプレッシャーを感じたりストレスを感じさせてしまう事

そのもの妊活では不利に働くことばかりでしょう。

また不安や焦りを案じていると、やった方が良い事の行動を不思議と増やせません。

何か行おうとしても、どうせ・・・といってやめてしまう事もあるでしょうし、

何かはじめようとしてもせっかくやっても効果がなかったらと思ったり、

結果がすぐに出ないと不安を抱き挑戦することができずに、ちょっとした

食事を変えてみる、運動をしてみるといったことですらやり始めてすぐにやめてしまいかねません。

変わるための行動をやめてしまったり挑戦できなかったら今のままなのでもったいないですよね。

ネガティブでストレスが多いと不妊リスクに

Psychoneuroendocrinoligy 2016; 74: 397

ノッティンガム大学の研究グループは、体外受精に臨む135名の女性（平均年齢34.5歳）を対象に

、体外受精の開始前の唾液中と毛髪中のコルチゾールを測定し、ストレスとその後の治療成績との関連について

解析しています。髪の毛に含まれるのコルチゾールレベルは、

長期にわたるストレスを反映しているもので、

妊娠率には有意に関連していました。

毛髪中のコルチゾールレベルが高いほど妊娠率が低いことがわかったのです。

これは、年齢やBMI、採卵数、受精卵数など妊娠率に影響を及ぼす他の因子を調整しているので、

単純に毛髪中のコルチゾール（ストレス）が着床しにくくさせてしまう事に影響すると考えられたのです。

しかも妊娠率の差は27%もあったのです。

ネガティブはできるだけ少なくポジティブを増やし、メンタルがいい状態である事は

妊娠しやすさに必要な事といえますね。

ネガティブとポジティブを分けるもの

エレーヌ・フォックス氏の『脳科学は人格を変えられるか?』という本では

ネガティブな人とポジティブな人の違いは何なのか。

ネガティブの人がポジティブになる方法はあるのかというようなことを科学的に伝えてくれている本です。

ネガティブな人とポジティブな人の違いは、同じ体験をしているにも関わらず、

ネガティブに感じる人とポジティブに感じる人がいるという点に着目です。

この同じ体験をしていても反応が異なるということは、認知、脳の情報処理の方法が違うから

こういった違いが産まれてきます。脳が外部から入ってきた情報をどう処理するかによって、

私たちが感じる、ネガティブとポジティブの違いが生まれていきます。

なのでこの情報処理の部分を変えていくだけで

ポジティブを増やせるようにそしてネガティブを減らせるようにしていかれるのです。

ポジティブを多く持つ人ネガティブを多く持つ人の違い

ネガティブな人もポジティブな人も、例えば、幸せなことがあったとしたら、

その瞬間はどちらも同じように幸せだと感じています。

でも、妊娠を引き寄せられないストレスフルな状態というのは、

ネガティブに偏った状態でその持続時間が違っていきます。

ポジティブな人はポジティブな感情をもち、それの持続時間が長いということが特徴です。

そして、ポジティブな人はネガティブな感情の持続時間が短いのです。

逆にネガティブな人はポジティブな感情を感じてもその持続時間は短く、

ネガティブな感情はいつまでも長々と感じてしまい、ネガティブモードの時間を長く持ってしまっています。

ここに大きな違いがあるといえます。

心を健やかにする　楽観

楽観的な人は何も考えていないように感じられるかもしれませんが、

楽観というのは本当は自分のことをコントロールできている状態とも言えます。

楽観とはいつもただ上機嫌でいるだけではなく、意義深い生活に積極的にかかわり、打たれ強い心を育み、

「自分で状況をコントロールできる」という気持ちを持ち続けることだ。

『脳科学は人格を変えられるか?』

楽観というのは考えなしという事ではなく、

自分の真実と向き合い受け止め、しっかりと現実の状況に向き合い、

自分にとってベストだと思い行動をとっていくことそして、

そしてその結果が悪かった場合でも何が悪かったのか考え自分をコントロールし、また行動をする。

試行錯誤できる力がどうも真の楽観のようです。

ネガティブにも負けず、心を安定的に保ち、自分をコントロールできるという気持ちですごせることが

精神的な健康になり、そのために科学的な方法で心を変えていってみましょう。

ネガティブマインドでは潜在意識で妊娠するのは難しいものです。

なので心から変えていきましょう。

ストレスが多くネガティブだと楽観になれなくなる

ネガティブでは自分をそのままに受け止め、自分の最善は何かを判断し

改善のための行動がとれなくなったり、

結果が出た後に試行錯誤してより良いサイクルを回すための工夫と行動ができなくなってしまう

ということです。

成功法則では、目標達成のためのよき行動を増やし、悪しき行動は減らすが鉄則！

ストレスが多くネガティブで悲観的になるほど、

不安感が強まり、人はその不安感を回避するようにかえって不安になるような

行動をとってしまっているようです。

例えば寝る前にスマホやPCタブレットなどで検索をしてしまう。

そうすることで、睡眠に悪影響がでてより神経質でナーバスになりやすく

ストレスを感じやすくなっているというのです。この悪循環の無限ループから抜け出していくためには

ポジティブとネガティブのバランスを適正にしていくことがポイントになりそうです。

ネガティブとポジティブのバランスをよくする

ネガティブな思考を完全に無くすことは実際には無理ですし、その必要もありません。

『脳科学は人格を変えられるか？』によると、人間の生存本能の傾向として、

ポジティブなものよりもネガティブなものにより強く引かれるという

ネガティビティバイアスがあるそうです。

物事をネガティブに考えてることを完全に防ぐことは難しいため、

それでは、楽観的な脳(=Sunny Brain)を持つにするには、

ポジティブとネガティブの比率を意識することが楽観的な脳を持つために重要だと述べられています。

本書によると、ポジティブな気持ちとネガティブの気持ちの比率は3:1が適正。

Sunny Brainになるには意識的に認知と思考を変え、

ネガティブの3倍ポジティブな気持ち長く感じられるようにしていく必要があります。

ポジティブとネガティブのバランスを整えるジャーナリング

ネガティブとポジティブのバランスを整えるために3：1の割合でストレスケアや

認知の部分を変えていくのに有効となるジャーナリングを組み合わせたテクニックを

ご紹介していきます。

ネガティブを1

エクスプレッシブライティングという心理テクニックでは、

ライティング療法と言って、紙に書くことでストレスが軽減していく1980年代に生まれた

心理療法「エクスプレッシブライティング」をご存知でしょうか？

紙に書くだけでかなりストレスが解消でき、本来の力を発揮し良い結果につながってしまう

凄い方法です。

エクスプレッシブライティングとは、簡単に言えば、

自分が体験したネガティブな経験についてその時抱いた気持ちや思考を

包み隠すことなく素直に紙に書き出すというものです。

ネガティブについて触れていく部分ですね。エクスプレッシブライティングについて

ポジティブを3

そして、ポジティブ心理学では、良い事を3つ書くという方法を推奨しています。

セリグマンの研究によると、Three good thingsを1週間続けるだけで、

その後半年間にわたって幸福度が高まり、抑うつ症状が改善される傾向があらわれるといわれています。

たったこれだけでこの先の幸福度が高まりストレス度が軽減されるなんてすばらしいですよね。

しかも方法はいたって簡単です。

1日の良い事を振り返り良い事を3つ書いてみましょう。