潜在意識で妊娠するための 妊活価値を大切にするACT

潜在意識で妊娠するための 妊活価値を大切にするACT

妊娠するには?ママになるには?ずっと考えて妊活をしてきたことでしょう。

不妊期間が長引けば長引くほど、どうして私は妊娠できなくて、

どうしたら妊娠できるのか、ずっとずっと検索し続けるかのように模索してきたかとおもいます。

毎日が、妊活の事ばかりで、妊娠できたかできないかがは最も気になるところで

それでも段々毎日が色あせて、なんだかつまらない。なんだか不安。

いったいいつまでこんな生活を・・・と毎日から充足感や幸福感のようなものが

薄らいでしまってはいませんか?

不思議と目標を定めると人はうまくいかなくなってしまうものです。

妊活は子供を授かる活動で、子どもを授かることだ重要視されて

妊娠できたら成功で妊娠しなかったら失敗といった感じになってしまいますよね・・・。

毎日のように失敗といった感覚でいたら、誰だって苦しいし、誰だって楽しめなくなってしまいます。

妊活というのがなんだかこじれて難しくなっていきますよね。

 

潜在意識をうまく使って妊娠するには価値観がカギ

私たちの行動は価値観によって何をするかが決まってきます。

そのため、目標だけだと物事は失敗しやすいといわれています。

それは、目標を定めると、物事の判断が成功か失敗だったかという極端な考えかたで

過程が過ぎていくから・・・。

うまくいかないと不安になるし、周囲と比較すれば劣ったような感覚になってしまって焦ってしまうし。

心がどんどん不安なところへ行ってしまいます。

不安というのは心が今ここにない状態で、未来へとふわふわ行ってしまった状態です。

心が時間軸で見た時に今と未来とに距離感が出てくれば来るほど不安感は高まってしまいます。(1)

心理学では、自己連続性という考えです。

目標だけでは未来の自己イメージがもやもやします。

そのため不安も生まれますし、自分がとるべき行動がぶれやすくもなってしまいます。

そんなもやもやした未来の自己イメージ像を一つにまとめてくれるのが「価値」です

あなたが人生も持っている価値観がはっきりすると、未来像がはっきりしていきます。

どんな自分で未来生きているのか・・・。

 

価値を大切にする心理療法ACT

不安な感情に対処しながら、自分の価値観を高めながら行動を変えていく

第3世代の認知行動療法で心理療法の1つです。ACTはアクセプタンス&コミットメントセラピーの事で、

不安障害の改善や人生の満足度も高まる事が研究でも証明されています。

ACT(Acceptance & Commitment Therapy)は1999年に臨床心理学者の

スティーブン・C・ヘイズ氏が提唱した認知行動療法の一種(2)で

A(acceptance)感情や状況の変化をあるがままに受けいれて、

C(choose)自分にとって価値あるものを選び、

T(take action)選んだものを実行する

 

という流れです。

 

ACTの基本治療モデルとなる6つのポイントとしては以下の通り(3)

  • 今この瞬間との接触
  • 受容の精神
  • 認知的脱フュージョン
  • 価値の選択
  • 目標に向かった行動
  • 文脈としての自己

 

マインドフルネスとアクセプタンスを加えた認知行動療法で、価値を大切にしながら

自分の行動を選択し実行していきます。

 

妊活に大切な価値は、人生に関わる深い価値観を

妊活中の真っただ中、とても大事なのは、赤ちゃんを授かるのか、授からないのか

という点かもしれません。妊娠することが全てでそれさえあればすべての問題は解決される

とも思えるかもしれません。でも、

うまくいくために必用な価値観は、人生においてもっと深いものを用意してあげましょう。

価値が深く、視野が広がれば広がるほど、メンタルは安定し、私たちは無意識に行動も変わり

不思議とものごとがうまくいく善い行いが増えていきます。

もしも、自分が全て与えられて欲しいものや手に入れたいもの何でも持っていて、

充分すぎるほど裕福だったりしたら、人とどんな風に暮らしたいのか、

どんな風に生きたいのかをちょっと探ってみてください。

充分すぎるほど満たされていて、なお、それでもしたいと思えることが深い価値になっていきます。

また、そんな価値観を夫婦で共有して、夫婦間の価値観というものを大切にもしていきましょう。

そうすると毎日に、楽しい事幸せなことを見つけ、それが積み重なり、2人はうまくいくと

2人が思いあえるような未来のイメージが出来上がっていきます。

 

ACTでダイエットもできる

またACTは精神的にも身体的にも効果的に働きかけるという事で、

精神的な、うつ病、精神病、薬物依存症、境界性パーソナリティー障害やストレス、

肉体的疾患である、痛み、頭痛、てんかん、糖尿病などにも効果的です。(4)

心理療法であるACTを用いるとダイエット効果も高まります。(5)特にストレスが原因で

食べてしまうという場合はより効果を発揮するでしょう。

ACTを用いた場合は平均で体重が7.6kgも減少したという事です。

つい食べたくなってしまったり、ついゴロゴロしてしまったり、ダイエットも

自分の体質や食習慣など生活スタイルを変える事が要求されるものですよね。

そんなダイエットにもACTは有効です。

自分をみつめ、自分の目標、自分の価値と照らし合わせて行動を変えていくことで

ダイエットも成功していきます。

妊活も同じ。不妊になっているには原因があるのですが、そのほとんどが

ライフスタイルや生活習慣、ストレスというところになってくるのではないでしょうか。

 

そういった点を変えてくことこそ目標を達成しやすいのですから、妊活も同様に

好ましいライフスタイルへと変えていくために価値観とのすり合わせをしながら

日々の行動をちょっとずつ変えてみませんか?

 

価値と目標を照らし合わせた妊活

目標の妊娠してママになる!と

価値の楽しく仲良く暮らしたい、幸せに生きたいとを照らし合わせた妊活をしてみましょう。

 

妊活をしていると、妊娠するためには・・・・に囚われて

毎日を楽しく暮らせていない、不幸せなんてなっていたら、不安だらけとなっているときは、

精神的にも不安定になりがちで妊活はうまくはいかなくなってしまっています。

 

楽しく暮らすには?仲良く暮らすには、幸せに生きるには、充足感を得るには?

そんな視点で妊活とミックスさせてみると、

もっと楽しく楽な妊活になっていきます。

何かを得ようとしたときに無理していやいや取り組んだり、苦痛でも耐え続けたりとしていても

良い成果にはつながらないものです。

毎日が色あせてしまっていたら、まずは、マインドフルネスから取り組んで、今に目を向ける事、

そしてそれを受け入れるアクセプタンスをきたえていきましょう。

心を今に向けていくと精神的にも落ち着きますし、受け入れ、価値に沿った行動にすると

最も良い選択ができ成果もついてくるようになりますよ!

 

参考文献

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本)

園田順一「ACTとは何か What is ACT ?」吉備国際大学,臨床心理相談研究所紀要,第7号,45-50,2010年。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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