時間ばかりが過ぎて焦る人へ 潜在意識で妊娠しよう

時間ばかりが過ぎて焦る人へ 潜在意識で妊娠しよう

妊娠には時間的な限りがあります。細胞の劣化や老化はどうしても

起きてしまうから、早ければ早いほど妊娠にはどうしても

有利です。そして、妊娠できるのにはどうしても時間的な限界もあるから

時間が過ぎる事への焦りだってふくらんでしまいやすいものですよね。

そんな焦りすら、妊娠に不利に働いてしまうのですから

何とかするために対策も必要です。

あっというまに時間だけが過ぎてしまった。妊活を始めて数年たったという

場合は取り組んでみましょう!

 

あっという間に時間だけが過ぎている

気が付くと、今年ももう〇ヶ月過ぎた。妊活を始めたらもう、〇年が過ぎた。

なんだか時間だけが過ぎてしまって、自分は変われない。結果を出せない。

とにかく早く早くと焦る気持ちばかりになってしまうと

、意外にも、人は気持ちだけが焦って、何かと物事には

取り組めていないという結果になってしまうものです。

なので成果も出ないという悪循環。これは、マルチタスクという同時作業を

してしまっているからだといわれています。

脳(潜在意識)はもともと同時並行で何かを行うという事はとても苦手

そのため、作業効率や能率は下がってしまうといわれています。

時間だけが過ぎていて、意外と重要な取り組みへの時間が割けなく

なってしまっている状態。

 

本当は自由時間は昔より増えているのに・・・。

社会学者のジョン・ロビンソン氏によると、マルチタスクが原因で

私たちは時間感覚というもが歪んでしまったといわれています。

本来は時間があってのんびりできるのに、それができないような感覚になってしまったり、

大事なことに時間を使うことができなくなっているということです。

 

マルチタスクが、ただ忙しい感覚を作り出してく

テレビを見たり、スマホを見たり、そういった時間は意外にも

あっという間に過ぎている事でしょう。忙しいから、食事をしながら

同時に見たりなんてこともしているかもしれませんね。

そんな、何かをしながら、別の事をする。

何か考え事をしながら、別の仕事をする。

こういった事をしていると、マルチタスクになることによって、

あちこちに気になる事が散ってしまって、集中して取り組むという事は

どうしてもできなくなっちゃう。

本来のやるべきことが進まなくなってしまうということが無意識下に起こるのです。

その結果、何もできていないという感覚に襲われてしまい、

自分の自己効力感も低下するし、

何かを達成したという気分にもなれないので、妊娠反応陽性という結果が出ない限り、

何もできていないそういうような感覚まで抱えてしまいます。

やっているのに、成果が出ない。妊活頑張っているのに、妊娠しない

という感覚がどんどん高まってしまいます。

 

気持ち切り替えのたびに、プレッシャーがかかる

ジョン・ロビンソン氏の研究(1)でも、やるべき一つ一つのタスクに

気持ちを集中しないで、あちこちに散漫だと、都度切り替えているたび、

切り替える回数が多くなればなるほど時間に対するプレッシャーが増える

いうことが分かっているようです。

つまり、何か空言を考えて、不安になったり、焦ったりすればするほど、

そこから切り替えようとするほど、

時間的な満足度は下がり、焦りのプレッシャーはますます高まってしまうのです。

妊活では心が不安や焦りにお散歩してしまって、

いつも何か妊活の事で頭がいっぱいという事が増えるでしょう。

考え事をしながら通勤し、考え事をしながら仕事をし、

考え事をしながら家事をする。と、なんだか焦る気持ちばかりが高まってしまう。

焦ればストレスも高まって不妊リスクまで高まってしまうしね・・・。

 

マインドフルネスで妊娠しやすさは高まる

そこで、不安や焦りに心をとらわれずに、妊活の事ばかりに

いってしまうマインドをうまく飼いならしてあげると、妊娠はしやすく

なっていくようです。

例えば、心をここにとどめるマインドフルネスで妊娠しやすさは高まります。

マインドフルネスプログラムに取り組んだ不妊治療中の女性の

精神的なストレスと抑うつ症状が軽減されて、健康的になるものとして効果的という

ブラジルの研究があります。(2

最初の体外受精(IVF)治療中にマインドフルネスをもちいた心と身体プログラム

をランダムに割り当てられた女性の妊娠率の増加しています。(3

マインドフルネスプログラムに取り組んだグループの2ヶ月後の妊娠率(52%)と

取り組まなかったグループとでは(20%)と、経過とともに妊娠率に差が開いていきました。

 

潜在意識で妊娠しよう! シングルタスクにシフト

マルチタスクはまずは同時に何かをしながら、別の事を

してしまい気が散ってしまっている状態なので、

食事の時は食事だけ、お風呂の時はお風呂の事と1つ1つに集中する事ですね。

音楽を聴きながらとか、テレビやスマホを見ながら

というのは避けてシングルタスクにしましょう。

行動ならシンプルに1つにしやすいけれど、思考というのはなかなか厄介。

考えるという事をストップさせるのってかなり難しいですよね。

妊活の事考えちゃいけない、焦らないようにしないとお思うと、

余計に考えてしまいますよね。焦って頭の中のぐるぐるやモヤモヤって

すっきりしなくなってしまうので・・・。

焦る気持ち、何か手につかない、やっているのに物事すすまず

結果が出ないというのを防ぐためにも、

まずは、マインド(潜在意識)を今ここにとどめるように取り組みましょう。

 

妊娠しよう マインドフルネスのすごさについて⇒こちら

 

参考文献

(1)Overwhelmed: Work, Love and Play When No One Has The Time

(2)Stress and Health

(3)June 2011Volume 95, Issue 7, Pages 2269–2273Impact of a group mind/body intervention on pregnancy rates in IVF patients

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

プロフィールを詳しく見る

みなさんに読まれています

妊娠された方々も読んだ
「妊娠するための教科書」を無料プレゼント。
みなさんにお役立ていただき、
喜ばれたLINEメッセージです。

LINE登録はこちらから

トップに戻る

もっと知りたい