体外受精前からできる男性不妊改善にむけた食べ物は? |

体外受精前からできる男性不妊改善にむけた食べ物は?

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不妊治療中、とくに体外受精へとステップアップしていると、

自費負担分も多い、期待がかかる分不安も多くなる中で、男性も

女性も精神的なストレスが増えさらに妊娠率を低下してしまうようにも

なります。(1)不妊治療開始前からでも男性の精子の質を高めるために

できることってあります。男性の精子の質影響を与える要因として、

脂質代謝のデータがあります。

 

妊娠しやすくするには男性精子の質を何とかしよう

男性の精子の質も妊娠に大きな影響を与えるという事が言われるように

なっています。その中でも、脂質代謝のデータもその一つ。

男性の場合も妊活をするならまず痩せましょう!適正体形にしましょう!

といわれています。(2)それを裏付けるように、体型と不妊についても言われています。

体格指数であるBMIが増えて太っていくと、男性の精液量は減り、

さらに精液の中の活性酸素種(ROS)が増え精子の質を劣化させてしまうと言います。

 

ただ、この研究ではそういった精液パラメータだけでなく、

DNAの損傷レベルを増やした要因について調べてくれていて、

それは肥満そのものではなく、男性不妊には脂質代謝の

データの方が重要視されていました。(3

というのも、男性の精子のDNA損傷レベルには

BMI・肥満・ウエスト周りといった点が精子の質にダイレクトに

影響していたのではなく、脂質データ(LDL・HDL・TG・コレステロール)が

多いほど精子のDNA損傷レベルに影響が出てたという結果だったからです。

だからといって痩せなくていいという事ではありませんが、

DNA損傷レベルは精液検査からはわからない部分として、

注目されていますものであり、やはり妊娠や流産に関係してくる

ものになっています。

 

精子のDNA損傷を減らしたい!コレステロールどうする?

痩せるように取り組むことは大切ですが、痩せていたとしても

脂質代謝が悪いと、精子のDNA損傷レベルは高まってしまいます。

適正体形なら大丈夫というわけでもないという事ですね。

 

では、脂質代謝について改善していくにはどうしたらいいか・・・。

よくあるのは「コレステロール0」というものですね。

ただ、私たちの体の中はコレステロール0という食品をとった

からといって血液中のコレステロール濃度が下がるわけでもないみたい。(4)

逆にコレステロールが多い卵を1日に2~4個食べていても血液中の

コレステロール濃度が高まるわけでもないといいます。(5)

 

ではLDL・TGなどを増やさないようにするには?

それでは、脂質代謝をよくしていくためにはいったい

どうしたらいいのか気になりますよね。肝臓で作られる悪玉のコレステロール

LDLは糖質がたくさん入ってくるとその作られるスピードが上がり、

どんどんLDLの数値は上がってしまいます。(6

そのためには、とりあえず糖質の摂取している量を控える方向性

よいのではないでしょうか。

昔に比べ、糖質の摂取バランスが崩れてきてしまっているともいいます。

そして、脂質分は質の良い油をとるようにしていきましょう。

ポリフェノールが多いオリーブオイル、魚やクルミなどから

オメガ3脂肪酸の摂取を心がけていきましょう。(7)

 

食事も大切ですが・・・

精子の質を高めるための食事は、脂質代謝のデータも大切ですが、

精子の質に影響が大きいのは酸化と炎症とも言われています。

食事面から気をつけられる部分もあるので取り組みながら、

妊娠しやすい体つくり、精子の質を高めていくためにできることをしましょう。

特に体外受精は緊張や不安をはじめ、心身ともに負担が多くなる治療法です。

力が入ってしまいそうなときほど、うまく力を抜ける人ほど

不安や期待に心振り回されず落ち着いて過ごせるほどにうまくいきます。

食事面のサポートももちろんですが、

メンタルこのトロールも大切にしてくださいね。

 

参考文献

(1). 2017; 7: 1731.Published online 2017 May 11. doi: 10.1038/s41598-017-01792-3The association between psychological stress and miscarriage: A systematic review and meta-analysis

(2) 2018 May;24(5):419-424.[Correlation of reproductive hormone levels and seminal plasma oxidative stress with semen quality in obese males].

(3) 2018 Mar 14;16(1):23. doi: 10.1186/s12958-018-0345-y.Analysis of human sperm DNA fragmentation index (DFI) related factors: a report of 1010 subfertile men in China.

(4)HDL Cholesterol: The Good Cholesterol

(5) 2009 Nov;11(6):418-22.Dietary cholesterol and coronary artery disease: a systematic review.

(6)VLDL Cholesterol

(7)Am J Clin Nutr. 2018 Jul 1;108(1):174-187. doi: 10.1093/ajcn/nqy091.
Effects of walnut consumption on blood lipids and other cardiovascular risk factors: an updated meta-analysis and systematic review of controlled trials.

 

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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