妊活レシピに追加!妊娠しやすく使いたい調味料(醤油)

妊活レシピに追加!妊娠しやすく使いたい調味料(醤油)

妊活中夫婦の食事

しょうゆがもつすごい効能が妊娠しやすい体つくりのお手伝いをしてくれることを

ご存知でしょうか。

近年食の変化に伴って、しょうゆの摂取量も減っています。

塩分の取りずぎ予防のために、塩ではなくしょうゆを代わりに利用されてきました。

最近注目をあびるしょうゆに含まれるしょうゆ多糖類のもつすごいパワーが

免疫バランスを整え、不妊を引き起こすといわれる見えない炎症を鎮静化させていきます。

酵素との関係から腸免疫を高めたいと思って酵素サプリを摂取される方も増えています。

サプリに頼ることなく、妊娠しやすい体は全体のバランスを整えていくことが

大切だという事をずっとお伝えしてきました。

しょうゆ多糖類のもつすごいパワーについてと、

妊娠しやすい体質づくりについてご紹介します。あなたも、日頃の食事に取り入れてみませんか?

 

不妊改善に?しょうゆ多糖類とは

しょうゆは、麹(こうじ)・塩・水から作られます。

麹は大豆と小麦・麹菌から作ら、この麹菌が多くの酵素を合成します。

そのため、しょうゆは、代表的な発酵食品です。

酵素によって、大豆や小麦に含まれるタンパク質は低分子化されて、

アミノ酸やペプチドとなり、これがうまみ成分となります。

大豆にはでんぷん、グリコーゲン、セルロースといった多糖類が含まれていますが、

麹菌では完全に分解されず、しょうゆの中に1%程度残っています。

これを「しょうゆ多糖類」とよんでいます。

しょうゆ多糖類(shoyu polysaccharides)は、SPSともいいます。

多糖類はキノコや海藻に含まれ、

おなじみの健康素材としてよく知られているβ-グルカンやフコイダンも多糖類の仲間として知られています。

 

ちょっと聞いただけでも体によさそう、そんなイメージが伝わってくるのですが、

この、しょうゆ多糖類には免疫調節機能があることが実験でわかっています。

臨床試験でもアレルギー症状が緩和されることがわかりました。

さらに、国立健康・栄養研究所のデータによると、

しょうゆは鉄分を吸収促進させる作用があることが臨床試験で報告されています。

 

不妊改善にしょうゆ多糖類の効果

アレルギー症状の緩和

アレルギー症状を持っている人が近年急上昇中と言われます。

その原因はいくつかありますが、そのうちのⅠ型アレルギー(即時型アレルギー)は、

遺伝のほか生活習慣や環境、ストレスが発症の原因と考えられています。

しょうゆ多糖類をマウスで実験したところ、ヒスタミンの遊離抑制効果が確認され、

アナフィラキシーショック反応も抑制することがわかりました。

その後スギ花粉症や通年性アレルギー症状を持つ人を対象に臨床試験をおこなったところ、

くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状が大幅に低減するという結果が出ています。

これにより、アレルギー症状の発症前から摂取することで予防効果も期待できると考えられます。

 

免疫に作用して、過剰反応を起こしてしまうのを防ぎ、体内の炎症を沈めてくれる

作用が期待できるしょうゆ多糖類です。

 

炎症がある場合、不妊になりやすいという事がわかっています。

妊娠には、免疫が大きくかかわるため、常に炎症にさらされると妊娠しにくくなるのですが、

免疫調整機能をもったしょうゆ多糖類の活躍で妊娠しやすい体質づくりに貢献してくれそうです。

 

妊娠しやすく体質改善 アレルギー体質と炎症と不妊の関係

 

 

鉄分の吸収促進効果

日本に限らず、特に女性の多くは鉄分が不足しがちです。

女性は月経があり、1日平均約3mgほど不足しているとされています。

相当意識していない限り、通常の食事では充分な量を摂取することが

難しくなっているといえそうです。

国立健康・栄養研究所のデータや海外での研究によると、

しょうゆには鉄分の吸収を促進する効果があることがわかりました。

また、ラットによる実験で貧血としょうゆ多糖類の関係を調査したところ、

貧血予防・回復効果が認められました。

 

妊娠しやすい体つくりのために欠かせない、

ホルモンバランスを整えたり、細胞の質を高めるには、

血行が良いことが最重要になります。

血行促進を考えたら、女性では不足しがちな鉄分はしっかりと補っておきたいところです。

そんな鉄分の吸収を助けてくれるのですから、心強いです。

 

妊活の味方 調味料しょうゆの効果・効能

100種類以上の酵素が集まっているとされているしょうゆは、

塩に比べると塩分濃度が低いため、塩の代わりに利用され、和食には欠かせない調味料です。

しかし、食事のスタイルの変化に伴って摂取量は減っています。

よい効果をもつお醤油の成分には妊娠しやすい体つくりを応援するこんな効果もあるんですよ。

 

  • フラノンという香り成分にはがんの発症を抑える抗酸化作用がある
  • 色素成分メラノイジンは血糖値の上昇を抑える
  • ペクチンにはアレルギーを抑える効果がある
  • カリウム・マグネシウムが体内の余分な塩分を体外に排出する
  • 大豆の発酵成分ニコチアナミンが血圧を下げる
  • アスパラギン酸は体のスタミナをつけ、疲労に対する抵抗力を高める
  • しょうゆのビタミンB6はタンパク質の消化、代謝を促進させる
  • しょうゆのビタミンB2には脂肪を代謝する作用がある
  • 大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモン様の作用がある
  • チロシンには記憶力や集中力を高める効果がある
  • アルギニンには動脈硬化を防ぎ、免疫の強化、筋肉の強化などに効果がある
  • リジンには免疫を高め、肝臓を強化し、健康な髪を維持する
  • トリプトファンは神経ホルモンにかわり、うつ病や不眠症を防ぐ

 

 

これだけ、良い効果があるしょうゆだから、手軽に済ませたいなって思っても、

ちょっと手を加えて手作りしたり、

手軽ですぐ食べられるものばかりでなく、和食スタイルを見直してみるものよいですね。

 

しょうゆ多糖類の摂取目安量

1日600mgのしょうゆ多糖類を継続的に摂ると期待する効果を得られるというのですが、

その量をしょうゆから毎日とることは難しいようです。

これはしょうゆ約60mlに当たり、大さじ約3杯になります。

食事だけで摂るのはちょっと難しいとなります。

現在では、サプリメントも販売されてはいますが、サプリに頼るのではなく、

しょうゆを日々の生活に取り入れながら、他の食材からもよい効果を取り入れて

バランスをとることを心がけましょう。

 

どんな食材にも大地や太陽の恵みを受けてよい効果をもった食品がたくさんあります。

どんなに良いものでも、偏れば、結局は他でのバランスを崩してしまいます。

いいものでも一気に摂取しようと偏らずに、バランスを大切にしましょう。

 

しょうゆを使ったおすすめ料理

しょうゆを使ったお料理となると、和食が中心になってきます。

ただ、うどんや丼ぶり物は、炭水化物の摂取量が多く、偏ってしまうので、

私がいつも作っている食事スタイルとしておススメしているのが、

おかずです。

そんな中でも忙しい主婦に、簡単にできて、妊活にプラスになるお料理はコレです。

 

野菜のおひたし+しょうゆ

 

もやしとキュウリとハムのしょうゆとゴマ油の和えもの

 

目玉焼き+しょうゆ

 

鶏肉のソテー+しょうゆ

 

焼き魚+しょうゆ

 

ポイントとしては、たっぷりの野菜やたんぱく質を使ったおかずなどで、

料理の味付けがとってもシンプルということになります。

こんなに簡単だと、お料理熱心にされる方からおしかりを受けそうですが、

仕事もして、やることもいっぱいの主婦からすると、

栄養も、バランスも、添加物も使わずに、健康的な体にもといろいろ考えることは

結構労力がいりますよね。

簡単に、でもポイントを押さえればしっかりとした妊活レシピです。

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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