妊活夫婦のセックス回数みんなどう?少ない?

妊活夫婦のセックス回数みんなどう?少ない?

ど晩婚化、晩産化で結婚しても中々子供を授かれずに悩んでいるご夫婦が増えている中、

不妊治療での体外受精実施件数も世界一になっています。でも日本人は妊娠しない。

日本の既婚夫婦の性事情について調べているコンドームメーカーの

調査によると驚くべき結果がでてきました。

 

2018年日本の男女セックス事情と回数について

引用 日本のセックス2018

コンドームメーカーの相模ゴム工業は、コンドームメーカーとして、現代人のセックスは

どうなっているのか研究分析した結果、2018年既婚夫婦のセックス回数についても

明らかになってきました。

調査概要

調査時期2018年10月25日(木)〜11月5日(月)
調査対象 47都道府県 20〜60代 男女(本調査14,100名はセックス経験者のみ)
調査人数 14,100名(1都道府県300名、性年代均等割付)(事前調査:29,315名)
調査方法インターネット調査

妊活をしていると、セックスに対しても義務的で面倒。嫌だという負担感を感じている

ご夫婦が少なくありません。

妊活を始めたから減ったという場合もあれば、妊活を始める前から少なかった

というご夫婦もいますが、全般的に見た時に今の時代どれくらい性生活をみんな持っているのかは

ちょっと気になるところですよね。

今回の調査結果で分かったことは、全年代20代から60代までの1ヶ月のセックス平均回数が

わずか     2.1回だということ!

 

年代別にみた セックス月の平均回数

20代 3.7回

30代 2.3回

40代 1.8回

50代 1.1回

60代 0.7回

 

年代が若いほど、生殖能力・性欲も高く性ホルモンも分泌が高いことが言われていますが

20代でも平均3.7回と少なく、年齢が高齢化するほど回数は少なる傾向があることがうかがえます。

 

既婚夫婦のセックス回数

引用 日本のセックス2018

結婚する前の方がセックス回数は多い傾向にあり、恋愛をしている間や結婚前という段階だと

もっとも回数が多く月平均4.2回となっており、また見込んであり非交際でもセックスの相手が

あるなど自由である方が月3.4回とまだ回数が多いようです。

特定のパートナーとのセックスとなる既婚夫婦の全年代における平均セックス回数は1.7回

全年代合わせての回数であることを考慮すると

妊娠を望むようなちょうど妊活をしている世代20代、30代、40代での夫婦間でのセックスが

かなり少ないという状況が予測されます。

妊娠しなくて困るけれど、セックス回数があまりにも少ないという事で

悩むご夫婦もかなり多くなるでしょう。

 

妊娠確率と大きく関係するセックス回数

みんなセックスの平均回数について、あなたはどんな風に感じたでしょうか。

みんな多くないなら、みんなと同じなら、平均よりは多いから

そういったことで安心しないように気をつけたいところです。

妊娠しやすさとしてセックス回数の多さというのはかなり重要になります。(1

不妊の原因が年齢とばかりに卵子や精子の老化の問題が取り上げられていますが、

日本はそれ以前にセックス回数があまりにも少ない事も問題です。

 

タイミング以外の週1回でプラス15%アップ

性生活の頻度が低いというのも、妊娠率を急激に下げてしまうと言います。

週に1回でも平均してタイミング合わせ意外に性生活を持てると

その周期ごとに受胎の確率を15%高めます。さらに出生(妊娠の3分の2)という点で

見ていくと、毎日の性交で25%、隔日で性交で22%、毎週の性交で10%になります。(2

 

1週間の性生活の回数がどれくらいあれば妊娠確率が高まるのかという研究を見ると、

仲良し回数が週何日あるかで妊娠確率がどう違うかを428例を対象に調査しています。

週に3回以上あると半年で51%であり、

4回以上の場合は83.3%と報告しています。週1回未満の場合は半年でも

16.7%となりかなり妊娠しにくい状況となっている事がわかります。(3

 

妊活中の推奨されているセックス頻度は

できるだけ早くに妊娠したいと思っての妊活。

半年、1年以内に妊娠していくには1周期の妊娠率が20%~30%は必要といわれています。

その条件を満たすには、2~3日に1回が必要という事。

妊活では年齢ができるだけ若い事、そして、性生活が多い事は外せない部分です。

日本のセックスについての調査のように月に平均1.7回では、

1年かけても妊娠しなくてもそれは不妊というよりも、仕方がない事の範囲に入ってしまうのです。

 

子どもを授かりたいなら、

具体的に言えば、セックス回数は週3回以上の場合はこの条件を満たすことができます。

少なくても週2回は妊活中は必要といえます。

アメリカ米国国立健康管理研究所(NICE)でのガイドラインでも

推奨しているのは2~3日に1回のセックスです。(4

 

セックス頻度に関連するのはこんな事

妊娠を望む夫婦のセックスやその頻度回数、さらにはそれらに

影響をあたえるのは何かも気になるところです。

何か改善できるヒントにもなるかもしれません。

493組のカップルを対象に2211周期のサンプルからえられたのは、

セックス回数の頻度です。それは月に6回(4~9回)でした。(5

そして、さらに月9回を超える性生活が多いのに関連したのが、

男性でも女性でもどちらか若い(27歳以下)パートナーがいたことです。

そして、女性が大学教育まで受けていないパートナーや、

男性が雇用されている状態という傾向もあったようです。

さらに、年齢では、1年プラスするごとに、性向頻度は-2.5%でした。

10年で25%減る割合です。世帯収入は関係ないものの、夫婦で交替勤務を

していた場合も回数は減っています。

また、逆に、定期的に運動習慣を持つ男性は平均して15%プラスの

セックス頻度が多くなっています。特に週3~4回の頻度で最も多かったようです。

他、BMIやアルコール、喫煙状況は関連がなかったみたいですね。

 

不妊では性的なものに影響が多く出る

不妊症の女性では、不妊の原因が自分にある問う事で性的機能障害を

抱えるリスクが高まります。(6)自分の女性というのにも

満足できなかったり、役割を果たせないといった気持ちから性生活への

満足度がさがったり、性欲がわかないといった事も起こりやすいです。

子どもができないことでストレスを抱えると、セックスそのものを

楽しんでいくといった感覚を持ちにくくもなってしまう傾向もあります。

妊活をしていくとストレスもかかるため、セックス回数を増やした方が

いいと思いながらも、義務的だったり負担感も感じしまって

セックスがうまくいかなくなるなどもおこりやすいので、

子どもの為だけでない夫婦のコミュニケーションとなるように、

ストレスケアも大切にしてくださいね。

魚を食べる夫婦、月に8食以上夫婦で食べている場合は、妊娠までにかかる

期間が短縮し、さらにセックスの回数が頻度が多いという傾向もでている

みたい。夫婦でまずは健康的な食事や、運動して体を動かすということから

取り組んでみる事も、セックス回数回復につながる可能性も。(7

 

まとめ

セックス回数が少ないことが当たり前になってしまって

いるのかもしれません。恋愛をしている頃から、20代から、すでに性について

消極的、面倒、疲れた、なんとなく性欲がわかないなんてことも

あったかもしれません。

現代のライフスタイルでは社会全体的にもお疲れ気味でゆったりと癒されたり、

アクティブに元気がでるように取り組む環境が減っているのかもしれませんね。

セックス回数があまりにも少ない現実に驚きも感じながらも、

妊娠しにくい原因がそもそもセックス回数が少なくなっていることも

知っておいて欲しいと思います。

男女がお互いを思いやってスキンシップし合う事は愛を生み、愛が結晶化し、

赤ちゃんは授かりやすいのですから!妊娠しない、不妊治療しても成果が出ないと思ったら

まずはセックスについても見直してみましょう。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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