赤ちゃんが欲しい人のための基礎体温の測り方とグラフ

基礎体温表のグラフは、女性の体のこと、ホルモンバランスのことを教えてくれる
妊活サポートツールの1つです。排卵のタイミング、女性の体の中で起きているトラブルなど見えにくい
部分を知るための手がかりとして活用し不妊を改善していきましょう。
基礎体温の測定の仕方、基礎体温を測定する際のルールや注意事項、継続して正確な
測定値を知るための工夫のポイントについてご紹介します。
あまりに神経質になりすぎる方、タイミングにばかりこだわって
しまう場合はストレスからもホルモンバランスが乱れやすく、おススメではありませんが、
そんな基礎体温について基本的な部分から見ていきましょう。
Contents
基礎体温の測り方
基礎体温とは、朝起きて活動する前の安静にしているときに測定した体温のことです。
月経をはじめ、女性ホ分泌に伴い変化していく主にエストロゲンが分泌される
低温期から排卵、そしてプロゲステロンの分泌が増える高温期へと推移していく
変化などを読み取ることが可能です。
測った基礎体温をグラフにすることで女性の体に起きていることを読み取ることができ
妊娠を望む場合の手助けになってくれます。
基礎体温は低温期と高温期の差が0.3~0.5℃というわずかな差の間で変化していくので、
普通の体温計では測定することができず、専用の婦人用体温計を使用していきます。
婦人用の体温計では小数点以下2桁まで測定でき、口腔内で測定するため、脇の下より正確になります。
基礎体温の測定の仕方
朝、目が覚めたらそのまま動かずに、お布団のの中で体温を測っていきます。
体温計の先端部を舌下(舌の裏側)の正しい位置に入れ、
口を軽く閉じた状態で測定していきましょう。
朝起き抜けは、うとうとしていて寝ぼけながらなので、
体温計がズレる、口からぽろっと落ちるなど測定できなくなってしまう事もおきやすいので
体温計を指でささえておくといいですね。
基礎体温を正確に測るための3つのルール
お約束1
測定する時間は、できるだけ同じ時刻に測るようにする(基本は朝起きた時です)
お約束2
測定中は、じっといいこさんをしている事
お約束3
舌の下(裏)で測るようにします。舌の上では温度誤差が出てしまいます。
基礎体温は、カラダが安静な状態で必要最小限のエネルギーしか使っていないときの体温になります。
そのため朝起きて活動をしないで測ることがポイントです。
ごくわずかな低温期と高温期の差が0.3~0.5℃というわずかな差の間でおこる体温の
変化を測定していきたいため、ちょっとしたことで誤差もおき、正確な数値を
測定することができなくなってしまいます。
動き回ってから測ったり、いつもは朝測るのに測り忘れたからといって
活動した後の夜に測定しても参考になる数値が出ません。
かえって基礎体温表がガタガタになったり、トラブルが起きているのかも
把握しにくくなってしまいます。
もし、測れない日があったら、その日は飛ばして、またその翌日から測るようにしてみてください。
グラフにしてみればかなり、多少測れない日があっても傾向はつかめます。
基礎体温測定を継続させるための5つのポイント
基礎体温をつけだしていても、毎日続けることが意外と難しいという点もあります。
継続してルールを守って測定することで正確なデータがとれるようになります。
そのためには、継続しやすくするための工夫も欠かせないですね。
以下のポイントを参考に取り組んでいきましょう。
1 基礎体温を測ることを楽しむ(自分のことを知れるってスゴイ!楽しい)
2 枕元に置いて寝る
3 自分の体調や昨日あったよかったことをメモする
4 完璧を求めず気楽にやってみる
5 自分の体のことを教えてくれてありがとう♡の気持ちを大事に
今まで気づかなかった女性の体のこと、ホルモンバランスのこと教えてくれます。
測定した体温をグラフや表を作成
基礎体温を測ったら、体の中で起きていることを知れるようにグラフにしてみましょう。
体温の移り変わりを見ていくことで、妊娠しやすい排卵がおきる時期、
低温期がどれくらい続くのか、高温期への意向はスムーズなのか、
ホルモンバランスが整っている2相性になっているかなど、
自分の体のリズムを把握するのにも役立てていかれます。
手書きでもよいですし、今はアプリで管理してくれるツールもあったり、
体温計事態にメモリー機能があって、グラフ化してくれるものもあります。
月経初日を第1日として測定した数値部分をマーキングし、線でつないでいきましょう。
こうして測定した数値は、短くても状態を把握しにくいため2~3か月は継続して
データを測定することでより精度がましていき自分の体のことがわかるようになっていきますよ。
基礎体温表のグラフからわかること
通常では月経周期は25日から38日の周期でサイクルを繰り返します。
月経初日から低温期が始まり、エストロゲンの分泌量が増え
卵胞が育っていきます。排卵期ごろには卵胞が18mm~22mmほどにまで成熟し
LHサージにともない排卵がおき、プロゲステロンの分泌によって基礎体温では
高温期に推移し維持されていきます。
排卵後14日くらい高温期が続くのが正常で、その後妊娠していない場合は
再び生理がくるようになります。
排卵日は体温が最も低いところで起きるのではなく、低温期から高温期に推移していく近辺で
おこり、実際には正確に基礎体温だけで把握することは難しいといえます。
婦人科系の病気やホルモンバランスの乱れ、エストロゲン分泌の低下、
排卵障害や着床障害があるとグラフにも乱れがあったり、
低温期や高温期の長さや2相にならずにガタガタしたグラフを描いたりとしてあらわれるため
グラフにしてみることで分かる事があります。