疲れによく効くお風呂でリラックス妊活しよう
疲れた時には、お風呂でリラックス。
1日の疲れをスッキリとってリセットできたら、また明日からも
頑張れちゃいます。入浴による体や精神的なリラクゼーション効果も
えられるため、(1)妊活中のストレスも癒してあげましょう。
シャワーより入浴の方がよりリラックス?
世界では入浴の習慣があまりなく、シャワーがメインです。
水がこれだけ豊富な国も少ないですよね。妊娠しやすさに
子宝温泉もとても人気です。
代替医療としてお隣の韓国でも半身浴や温浴が人気になっているみたいです。(2)
ただ、この温泉浴や入浴と妊娠率との関係についての研究はありません。
温熱療法はどちらかというと卵子や精子にとってもマイナスと
いう事の方が確かです。ただ、だからといって日本でなじみがある
入浴は妊娠にマイナスなわけでもありません。
入浴にはリラックス効果があることも確か。不妊で悩んでいる時は
不安やストレスが多く、リラクゼーションスキルを習得していくことは
とても大事な事です。(3)
入浴はリラクゼーション効果が高い?
日本での入浴習慣についての調査では、参加者の80%が入浴
(バスタブまたはシャワー)を楽しんでいて、さらに、80%以上が
バスタブにつかり、温かさを感じ、リラクゼーション効果を感じ、
疲労の軽減、そして爽快感を得ていることが分かっています。(4)
知覚される健康観というのはやはり大事で、その人の死亡率とも
関連しているといわれています。(5)また、疲労感などは体の炎症とも
関連しているといわれていて、健康度を高め、炎症対策を
できている事は妊娠においても重要ではあります。
入浴が直接妊娠率に影響がでるかはわかりませんが、
間接的にサポートしてくれる部分もあるでしょう。
シャワー浴より入浴でより健康観がアップ
シャワーよくも爽快感が得られたりいい効果がありますが、
より温浴によって主観的な健康観が高まっています。(1)
そして、入浴の習慣を持っていた人は良い主観的健康状態、
そして十分な睡眠と休息をとり、ストレスの低レベル、
および高い主観的幸福を持っているようです。
なんか魚を食べる夫婦ほど性生活が多いというように、
日本ではお風呂に入ると健康的という感覚があって、その習慣を
よりもてるほど他の健康についても取り組める傾向があるのかもしれませんね。
入浴での注意点
入浴では、表面血管の血液を温めることで体の循環を通じて深部体温を上昇させます。
この体温が上昇すると、視床下部の体温調節中枢で感温性ニューロンが抑制される一方、
感熱性ニューロンが興奮し、交感神経の抑制と副交感神経の刺激を引き起こし、
血管拡張と誘発発汗を引き起こし、再び体温を下げる働きがおこります。
心拍数は40%から50%上昇し、末梢の酸素濃度は増加し、代謝を刺激し、
代謝老廃物の排出をしリフレッシュさせる効果があります。(6)
入浴には、免疫を改善してくれる効果もあるから、いい面もあります。(7)
でも、卵子も精子も、受精卵も
血流が良すぎる事や、体温が高まる事も好むわけではありません。
そのため、深部体温が38度を越えないように入浴温度や時間には
気をつけたいですね。
より効果的な入浴のしかた
それは、お風呂の電気を消して、
照明を落としてやや暗くして入るということです。
アロマキャンドルや、小さな明かりなどで部屋の光を下げて入浴しましょう。
睡眠前から明るい光を浴びていると、ブルーライトなどをカットしても
蛍光灯などの光を浴びていると眠りに入りにくくなってしまいます。
電気を消して暗くしてちょっとした明かりで入ってみてください。
注意点
長時間入る事はお勧めできません。リラックスしすぎて眠たくなってしまったり、
熱めのお湯に長く入ると深部体温が上昇します。また
脱水気味になったりもします。水分摂取を心がけていましょう。
妊活中の不妊ストレスは不安やうつうつした気分でつらいものです。
安心した生活をおくれるように心理的なサポートを受けることが
妊娠率の回復にもつながっていますので、妊活期間が長びいてきたら
併用していきましょう。