妊娠しやすく!根拠ある水飲み2リットル妊活

妊娠しやすく!根拠ある水飲み2リットル妊活

水

人の体の60%は水で構成されていて、卵子をはじめどの細胞にも水分というのは

よどみなく循環しているのが理想的。

キレイな水をのむことも妊娠しやすさにつながります。

体の割合を占める水、その水が足り、循環し整っていると体も整いやすくなりますね。

妊娠を望む場合は、妊活ようにルイボスティーや黒豆茶などが人気ではありますが、

そのお茶だけで体のすべてが整うわけでもありません。

妊娠しやすい体つくりには、水分不足・脱水という事は避けたいところです。

体が本来の機能を取り戻し、血液や体液の循環がスムーズな体つくりともいえます。

そこで、どういったお茶を選べばよいか、どのように水分をとることが

本来の機能を取戻し妊娠に効果的になるのかみていきましょう。

 

水分摂取のタイミング

水を飲むタイミングで最も大事なのは、寝る前と起きた時です。

人間は寝ている間に沢山の汗をかきます。汗をかいて水分が減った状態では眠りが浅くなります。

また、水分が不足すると血液がドロドロしてくるので血管が詰まりやすくなってきます。

そして、朝起きた時はコップ1杯の水を飲んで水分補給をしましょう。

また、ふと寝ている途中に起きてしまった時でも、水を1杯飲んで寝るとそのまま安眠できます。

水には鎮静効果があると言われています。

質の良い睡眠にして健康的に過ごすには寝る前と起きた時に水を飲みましょう。

また、空腹のときも水分をとりましょう。

空腹感が実は水不足から来ている場合もあるのです。

お菓子に手を伸ばす前に水分を取ってみましょう。

水はいつでもどこでもとると、脳機能も向上しメンタルも安定します。

114人の男女を対象にした実験で、水分の摂取が脳の機能に与える影響をチェックした研究(1)

でも、喉が渇いていなくても、水を飲んだらどうなるかという点が興味深いです。

脱水状態じゃなくても、水を飲むほど注意力や記憶力が上がるなど脳機能が向上します。

脳機能の向上は感情をコントロールし、メンタル安定にも直結しますので、

妊娠しやすい体作りには喉が渇いていなくてもこまめに25ml飲んだ場合は改善していますし、

300ml飲んだ場合は2倍近く改善するので、水はこまめに摂取した方がよさそうです。

朝いちばんに水を飲むと効果的

水

朝起きて水分が不足しているときに水を飲むのがもっとも健康的になるのに貢献して

くれるかもしれません。水は朝起きた時に250ml飲むのが良いでしょう。

その驚くべき効果もたくさんです。

代謝が活発になり、朝水を飲んでから90分後には脂肪が24%も燃焼しやすくなります。(2)

朝食前に水を飲むと食事全体の摂取カロリー量が減る傾向になり、3ヶ月続けた場合、

2.5kgのダイエット効果が見られたという報告もあります。(3)

腎臓での解毒作用を促すために、朝起きて水を飲むとその作用を促進させられるとのこと(4)

また脳は75%が水でできているため、朝起きて水分が減っているところに、

水を飲むことで脳機能が高まっていきます。(5)逆に水分をとらない事で、うつ度が増したり

疲労感が高まってしまうため、水分は朝は特に重要といえますね。

 

水を飲むことで代謝が活性化したり脳への血流がよくないメンタルも改善するので

寝起きの水分が不足しているときほど水をのみましょう。

妊活中は不安を抱えやすく気分の浮き沈みも激しく、つらい体験をしています。

そんな不安がさらなる不妊流産とも関連しているため放ってはおけませんね。

 

適度な水分摂取量とは

体重55kgの人で1日2リットルが理想的と言われています。

ただ、東洋医学では水の飲み過ぎは水毒になるなんて言われていたので、飲むことを制限してしまったり、

体を冷やすからと言って控えてしまっていたこともあるかもしれませんが、

水を飲み控えてしまう事の方がリスクが高まるかもしれません。

 

この水毒については科学的な根拠はないのだとか・・・。また、冷たい水を飲むのもNGというのも

科学的な根拠には乏しいようです。

冷たい水のほうが胃の働きを活発にして、効率よく脱水をふせいでくれるという研究があります。(6)

そのため、冷たい水が内臓に悪影響をおよぼすという科学的な証拠は今のところなさそうです。

水は飲みすぎても足りなくてもあまり健康にはよくなさそう。

適量を摂取できたらよいと言えるでしょう。

 

細菌がなく塩素も抜けた良い水がベスト

細菌が入っていない水というのは簡単に手に入るでしょう。塩素も抜くこともできるでしょう。

電気伝導率が高い水というのは一体どんな水なのか?

電気伝導率が高いという事は水の成分が細かく、

体内に入った時に吸収されやすいという事です。

東京都薬剤師会の検査でもその結果が証明されているもので電気伝導率が水道水の60倍もあるそうです。

 

せっかく飲むなら、体に吸収されやすく、

健康になると思いながら飲んだ方が水分だっていい働きで妊娠力を高めたいですよね。

 

妊娠しやすい体つくり お茶の選び方

お茶

妊活全般に言えますが、何かを選択する時には、

これを飲んだら妊娠できる?これを飲んでも妊娠できない?

といったできる・できないといった視点だけで選ぶことをやめていく事が大切です。

もちろん、妊娠したいので、これを飲んだら妊娠できたと聞くと

ご自分も飲んでみたくなるそれはわかりますし、試されるのも良いのですが、

妊活の心の持ち方でその後が大きく変わるんですね。

 

妊娠できる、できないばかりにこだわってしまうと、

挫折感や飲んだのに私はダメだったという自信喪失になりかねないもの。

それよりは、飲みたいのか、飲みたくないのかという選択を

する方が心にはゆとりがうまれますよね。

どんなお茶にもいろいろな良い効果があります。

血行を促進させることも妊娠には効きますし、抗酸化作用は細胞の老化を防いでくれます。

そのお茶を飲んでみたくて飲めば、お茶自体の味や香り、色、雰囲気も楽しめます。

お茶の持つ効果を楽しみながら、妊娠するまでを楽しみにイメージして過ごすこともできるでしょう。

 

緑茶には、強い抗酸化作用や炎症作用もあります。

 

ハーブティーの持つリラクゼーション効果で妊活ストレスの緩和を

 

妊娠しやすさに水分 でも無理してもダメ

水は体そのものを構成しているだけでなく、栄養分の運搬や老廃物の排泄、

体温調節など、体にとってとても大切な働きをしています。

かといって水を飲めば毒を排出するというわけではありません。

よく毒だしデトックスという事で、水を沢山飲もうという話もあるかもしれませんが、

解毒毒出しについては肝臓や腎臓が行っているもので、

水の摂取とは関係がないといわれています。

ペンシルベニア大学のレビュー(7)では、水を飲むと体から毒素が排出される、

水を飲むと肌の調子がよくなる、食前に水を飲むと空腹感が減る、

水を飲むと頭痛がやわらぐというものに根拠はなかったとしています。

体内の水分量は常に一定に保たれている必要がありますが、

常にきれいな水を循環させることが大切で、

澱んでいては、体の中は汚れ、機能は低下しますので、血液循環がよくなるように

日頃から運動やメンタルケアをはじめ、リラクゼーションなども取り入れるとよいでしょう。

また、キレイな水分をためておくこともできないため、

代謝で生じた老廃物も、尿をはじめ汗や排泄などで体から出すめ、

その分、こまめに補給する必要があります。

 

なので、必要量の水分は大切です。

朝起きた時、夜寝る前、コップ1杯の水を飲む習慣もとてもよいでしょう。

ペットボトルなどで冷えた水分をガブガブと飲みすぎる必要はなく、こまめに摂取するように

心がけていましょう。水分摂取においても無理して飲んでも良いものではありません。

バランスがとっても大事なんですね。

 

卵子を取り巻く環境が受精率・着床率を変える

卵子は体液に浸かっています。そのため、その体液が澱んだり、汚れたまま、

栄養不足や疲労物質だったら、細胞も不健康にしかなりようがありません。

でも、こういった細胞レベルで活性化させるという事は

不妊治療では一切できない部分になります。

医学的には、卵子の老化は止めることができない部分です。卵子老化のもとは

酸化ストレスや炎症反応などです。こういった部分への対策はとても大事です。

特に、ストレスによって引き起こされる酸化や炎症などにもケアが必要です。

 

こういった体質改善の部分は不妊治療では行えない部分といえるでしょう。

あくまで、不妊治療は卵子と精子との物理的な距離を縮める事なので、不妊治療は

あくまでサポート的なものなのです。

多くの研究からも、体質改善や生活習慣の改善や適切なストレスマネジメント

といったセルフケアが、妊娠率を格段に上げる事が分かっています。

水分の取り方もそういった一部といえます。

特に水を飲むことで食行動が改善したり、メンタルも改善するため、

卵子や精子の質改善のためにも、水分量は1日2リットル、さらにはお茶やコーヒー意外に

水だけでも1リットルくらい摂取できるとよいでしょう。

 

環境有害物質で不妊 飲む水の水質はいいものを

水はからだにとってとても大事なものでありながら、

今不妊の問題を増やしているのが、環境問題。(8)それは水にも影響が

でてきてしまっています。摂取する水の水質が環境汚染物質が入り込んでいたら、

危険!水や土壌がよごれてしまったのは、多くの場合、家庭ごみ、製造、

農業廃棄物、農業従事者、石油流出、および放射性物質が使用する肥料など。

私たちが豊かな暮らしをしてくる中で、川や湖、海などを

汚してきた影響が、海洋植物や動物さらには私たちに危険が近づいています。

汚染された水によって、急性毒性、突然変異誘発、発癌、催奇形性

といった問題から、不妊にも影響がでてきてしまっています。

口にする飲料水は奇麗な品質のいいものを選んでいくしかないうかもしれません。

 

水分摂取で子宮頸管粘液が変わる

子宮頸管粘液は、排卵に向けてエストロゲンの影響で透明で

粘り気がある液体にかわっていきます。そして、その粘液によって

精子が子宮内に進入しやすく、妊娠が可能になるように手助けして

います。その子宮頸管の粘液に影響をあたえるのは、水分摂取もあります。

血清LH、FSH、エストラジオールおよびプロゲステロンの毎日のレベル、

および精子浸透の毎日のテストに関連して、

正常な女性のLHサージ(LH + 0)の前の粘液含水量(水分補給)の変化を

毎日分析してくれた研究があります。(9)これによると、

LHピークの3〜4日前から1日の水分量が多い女性は子宮頸管粘液が増えました。

この変化の大きさは、女性の間で2〜3%変化しています。1日の合計水分摂取量が

増加すると同日の血清エストラジオールによる変化よりも顕著に表れたのです。

粘液の変化は水分摂取量が多いほど、精子浸透性が増し、

生殖ホルモンの変化よりも影響を与えて増えました。

子宮頸管粘液と精子の浸透性には、水分摂取量の多さに相関関係があたのです。

 

まとめ

妊娠しやすい体作りには水のみも大切。水を飲むことで不安など

メンタルの改善にもつながり、さらに血流がよくなることや

精子を受け入れ受精しやすくなる子宮頸管粘液も増える事とも関連します。

寝る前や朝起きた時、そして小まめに摂取する事。

水分摂取はきれいで品質の良い水を2リットルを目安に飲んでいきましょう。

むくみやすいという場合は、水を飲むことでむくむのではなく

排泄の方がうまくいっていないのが原因です。

そのため、カリウムなどを含む野菜や果物の摂取や運動が足りているかも

見直していきましょう。

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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