心のイメージング 潜在意識にアクセスしたら妊娠した

心のイメージング 潜在意識にアクセスしたら妊娠した

心の力をうまく使う事で、潜在意識にアクセスし心が抱える不安や葛藤などストレスを減らして行くことができます。そして、実際、潜在意識をつかう催眠では妊娠率を高めたという研究もあります。(1

心がもつ、自然で想像性のあるイメージングは妊娠する事をもサポートしてくれるみたい。

 

世界中で広がる不妊の深刻さ

不妊で悩む夫婦が増え、国にもよって違うものの、12%~30%くらいになっているといいます。(2)日本でも妊娠の事で悩む夫婦は5.5組に1組とも言われています。

アンケートなどでは3人に1人くらいは悩んでいるなんて結果になっているようです。

そして、子どもができないという問題が、人生そのものへの影響が大きすぎて、心が受けるダメージが大きいという点も見過ごせなくなっています。

特に不安やうつ、そして不妊治療をしていくにあたってかかってくる負担は深刻だといわれています。(3)76%もの女性が不安を抱えているともいいます。

不妊についての統計情報は、ますます不安を誘います。その妊娠率や出生率などのデータは年齢とともに低下し、年齢とともに流産率や損失率が急上昇していくからです。

妊活について調べるほど、情報が入るほど不安になると言います。(4)

 

妊活中に体験する感情ジェットコースター

そして、妊娠することができない事は女性にとってかなりの苦痛になっています。

それは男性と比べて3倍近いネガティブな感情を体験しているのと同じ。

そのため、排卵後から妊娠検査前まではそわそわとしてとても落ち着いてなんていられず、期待と不安とでジェットコースターに振り回されます。

日中ずっと、妊活のことを考えてしまうほどになるかもしれませんし、落ち着かずに妊娠検査のフライングをせずにいられなくなって落ち着かなくなってしまっているかもしれません。

そして、周期ごとに何度も期待しては、妊娠検査で陰性、結果が出ないとか、妊娠できても途中で中断し流産したという事を繰り返すと、ますますメンタルを病みやすくなります。(5

 

妊娠できたかが本当に気になるところですし、そわそわしてしまうのもしかたがない事ですが、あなたにとってはマイナスが同時に起こってしまう点が難しいところです。

 

不安やうつは炎症のあらわれ

メンタルがダメージを受けて病んでしまうのは、近年では炎症が原因なんだということが言われています。

メンタルを病む傾向があるほど、炎症性物質であるサイトカインやTNFα、インターロイキン、インターフェロンが多いといいます。(6)

そして、慢性的な炎症を持っているほどなんどもネガティブな事を繰り返しぐるぐる考えてしまうと言います。(7)そのため、逆に炎症を抑えてあげると不安やうつが軽減していくとも言います。

そして、この不安やストレスは炎症そして、ストレスホルモンであるコルチゾールを介して、なんと、更なる不妊リスクとなってしまうのです。(8

 

心が揺れ動く希望と絶望の調整を

体の中では心がネガティブな事を考え感じていればそれに対して反応して、子宮環境すら変えていってしまいます。子宮内膜そのもの変えていってしまい、赤ちゃんが着床しにくいように変化してしまいます。

その影響は子宮だけではなく、ホルモンや卵巣にも影響していきます。

そのため、心は、いい状態になる事を望みます。不安で過ごす事を嫌だと思いますし、このつらい気分で生活する日々を何とかしたいとも思うでしょう。

妊活をしていると、次こそは妊娠しようと希望を抱き努力し、そして結果が出なかったら落ち込み絶望する。それを繰り返すうちにマインドは疲れ切ってしまって頑張ろうとするエネルギーがでなくなって、気づかないうちに行動することができなくなってしまいます。

今まで妊娠するためにと費やしてきた多くのエネルギーがあるかと思いますが、うまく進めるためには潜在意識の存在を見過ごせません。(9

 

潜在意識へのアクセス

潜在意識は、「体の心」または「感情的な心」として知られています。これは、普段意識が働いていろいろ理性的に考える合理的な心とつながった、無意識に起こるもっと原始的な心です。

不安や恐れなどに対して、実際に起こっていることに対してなんとか微調整しようとする心でもあります。

この心へアクセスできるのが、催眠です。(10

催眠セッションを行うと、潜在意識は健康な子供を妊娠してお腹が大きくなって無事出産するところまで行きつく自分をイメージしその可能性を知ることができます。

また、身体の潜在能力をしり、心と身体がその潜在能力を実現するための方法に気づき、行動していくための邪魔となるさまざまなブロックや障壁も特定することができます。

心へアクセスし、イメージする。自分が変わる事ができるのか、自分がどのように変わったらいいのか、自分がなぜ変われずにいるのかを、潜在意識へのアクセスによって特定することができます。

 

潜在意識はそれにそった行動をさせる

潜在意識は、顕在意識のマインドの指示に従う献身的な従業員なようなもの。

そして、時に、潜在意識の暴走によって顕在意識がうまく働かなくなるなど、相互にやり取りしながら、考える事と行動することが調整されています。

そのため、意識マインドが考え指示することに潜在意識は無意識に従ってしまうような行動を無意識にとってしまうという事を覚えておいて下さい。

 

例えば、妊娠をブロックするもののよくあるものに、私の母、妹、そして周りの友達が妊娠するのにとても苦労したから、私も不妊になるのではと考え不安というブロック。

こういった考えが指示通り不安を掻き立て、体の中の機能を損なうように反応し、健康を害してしまうという事もあります。

 

また、年齢からして妊娠できないと思うというブロック。

確かに年齢によって統計的に妊娠率は下がってはいきます。でも、不妊歴が長かったり40代の女性が含まれたようなストレス対処やカウンセリングなどの研究でも、妊娠率は高まっているので決して、変われないだけでもありません。(11

難しい、難しいという暗示は、あなたの妊活に起こる結果にシンクロしていきます。

楽観主義の人の方が妊娠率は明らかに高いという研究もあります。(12)年齢だけでもないですよね。

最も重要なことはあなたの考えは何かをよく分析し、潜在意識に与えている指示が何かをよくよく見つめ始めてみましょう。

そして、発している指示があなたが起こりたいことと一致するのかを確認してください。

不安や恐怖心がストレスとなって欲しいものを手に入れるのを妨げてしまうのを回避していく必要性があります。

 

恐怖や不安に対して有効な催眠

不安や恐れのなかで繰り広げられる周期ごとの妊活は、長期化すればするほど、そして、妊娠の重要なタイミングに合わせてストレス度がたかまってしまっています。受精卵は、ストレスにさらされた環境を拒みます。

それは、受精卵をとにかく守るためのシステムが働いている為、それに反するような、ストレスに対処する交感神経が優位になったときのシステムは不向きになります。

それには、逆の働きを誘導できる催眠が適します。痛みや不安、そして恐怖心などの緩和に催眠が有効です。(13

ストレスは、不妊と関連しています。そして、そのために不妊治療前には既に不安レベルが高まっているため、カウンセリングなどのストレスケアがセットで必要だと推奨されています。(14

 

潜在意識へのアクセスで、妊娠に寄り添う

アーネスト・L・ロッシ博士は、心理生物学、または心と身体状態の関係を専門としています。(15)彼は広範な研究を行い、ヒトの遺伝子は赤ちゃんをさずかるための物理的な準備必要だとしています。

そして、催眠は妊娠を胎を促進するために特定の順序で特定の遺伝子を活性化できることを示唆しています。

催眠は、プロセス全体で使用できる素晴らしいツールだとしています。

催眠セッションを受けた場合、患者の心拍数と収縮期動脈圧がお幅に減り、呼吸数と拡張期動脈圧が減少しリラクゼーション効果が高いこともわかります。(16

さらにそれだけではなく、着床に関わる炎症物質であるサイトカインの減少などから着床環境をまもります。(17

妊活では不安や恐怖心、そして精神的なストレスによってどんどん悪循環にも入っていってしまいやすくなります。心のなかの自然の力を想像して、赤ちゃんを授かるという手助けにしましょう。

催眠は、妊娠の可能性を2倍に高めます。(18

潜在意識の書き換えは妊娠したという喜び、そして、ママになっての子育てへも安心へとつながっていきます。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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